レディオヘッドのドラマー、フィリップ・セルウェイが、8年半ぶりとなるニュー・アルバム『ストレンジ・ダンス』から新曲「Check For Signs Of Life」を公開した。

 セルウェイが、自身3枚目のソロ・アルバムで演奏してくれるお気に入りのミュージシャンたちに声をかけた時、「もしキャロル・キングが先駆的なエレクトロニック・コンポーサー、ダフネ・オラムとコラボして、彼女にドラムを担当してもらったらどうだろう」と想像したと語っている。

 こうして、アルバムの制作にあたり、ハンナ・ピール、エイドリアンアトリー(ポーティスヘッド)、クインタ、マルタ・サローニ、ヴァレンティナ・マガレッティ、ローラ・ムーディーといった並外れた才能を持つ人々が集められた。

 セルウェイが自宅でピアノとギターで書いた10曲は、彼のソングライティング能力の高さを示すもので、作品が展開するにつれ、リスナーはさまざまな天候や季節を経験することになる。それぞれの曲は、多様で多彩な色合いと質感の感情を携えており歌詞も芸術的だ。

 アコースティックなファースト・ソロ・アルバム『Familial』、アデム・イルハンとクインタとの共同作業で作られた『Weatherhouse』に続く『ストレンジ・ダンス』は、セルウェイが過去10年間、レディオヘッド以外のソロ活動で集めた技術と学習をすべて注ぎ込んだ作品となっている。

◎リリース情報
アルバム『ストレンジ・ダンス』
2023/2/24 RELEASE
BELLA1390CDJ

レディオヘッドのフィリップ・セルウェイ、8年半ぶりのソロ作から「Check For Signs Of Life」公開