2022年10月31日 チューリッヒ/ロッテルダム:ロベコは、ロベコSAM生物多様性株式戦略を設定・運用を開始しました。当運用戦略は、確信度の高いテーマに投資するテーマ型投資戦略であり、EUのサステナブル・ファイナンス開示規則(SFDR)における第9条に分類されます。ネイチャー・ポジティブな(自然を優先する)世界への移行を通じて恩恵を受ける企業に投資します。
生物多様性の喪失は、世界規模の緊急な環境課題です。人類は経済成長を通じて、生態系や生物多様性に深刻な影響を及ぼし続け、生物種の大量絶滅を加速させ、自然が持つ、経済と社会を支える能力を危機に晒しています。持続可能未来のためには、生物の多様性や生息地の喪失を抑制する解決策が不可欠です。

ロベコSAM生物多様性株式戦略は、天然資源や生態系サービスの持続可能な利用を支援する企業や、生物多様性への脅威を低減し自然生息地の復元を支える技術、製品、サービスに投資します。とりわけ、政府、企業、消費者が、生物多様性保全やネイチャー・ポジティブな世界への移行にますます注目していくという構造的な成長トレンドの中で、超過収益創出の機会を追求します。

当運用戦略は、「ロベコSAM」ブランドを冠するインパクト投資戦略に区分されます。インパクト投資戦略は、長期にわたり魅力的なリスク調整後リターンを創出しながら、同時に実世界に変化を生み出すことを目指す戦略ラインアップです。ロベコのテーマ型投資チームに所属するシニア・ポートフォリオ・マネジャー、David Thomasと共同ポートフォリオ・マネジャーAaron Re'emが、当戦略を運用します。同チームは、チューリッヒを拠点とし、同分野で20年以上の実績を有する16名の投資プロフェッショナルから構成され、運用資産総額120億ユーロを超える一連のテーマ型投資戦略の運用を行っています。

当運用戦略の投資ユニバースは、持続可能な土地利用、淡水のネットワーク、海洋システム、トレーサブル製品という、4つの投資テーマに分類されます。当運用戦略において、エンゲージメントは不可欠な要素となっています。ロベコのアクティブオーナーシップ・チームが、ポートフォリオ保有銘柄の最大25%に相当する企業に対してエンゲージメントを行い、当該企業による生物多様性への貢献を更に改善するよう働きかけます。世界的に著名な自然保護NGOの生物多様性専門家が、同エンゲージメント活動に助言を提供します。

ロベコのファンダメンタル株式及びクオンツ株式CIOであるMark van der Kroftは、次のように述べています。「ロベコSAM生物多様性株式戦略は、インパクト投資スタイルの中でも、環境や気候関連の株式全般に投資するのではなく、生物多様性の促進に的を絞った運用商品を生み出そうという、1年半に及ぶ開発作業の集大成です。当戦略の運用開始により、本年前半に公表した生物多様性ロードマップにおける1つの節目を達成したこととなり、当運用戦略の立ち上げに携わったチームが生み出した成果を大変誇りに思っています」。

ロベコSAM生物多様性株式戦略シニア・ポートフォリオ・マネジャーDavid Thomasは次のように語っています。「世界経済フォーラムによると、生物多様性に配慮した新規投資の潜在市場は2030年までに10兆米ドル超となる見込みです。生物多様性の保全は、自然保護の手段というだけでなく、現代における最大級の投資機会でもあるのです。同僚のAaron Re'emをはじめ、運用チームやサステナブル投資専門家チームと協働しながら、顧客の皆様に、期待が高まる有意義な投資機会を提供することを目指します」。

(ご参考:当文書は、オランダロッテルダム/スイスチューリッヒで2022年10月31日に発表されたプレスリリースの日本語版です。)

ロベコについて
ロベコは、1929年に設立された専業のグローバルな資産運用会社です。世界に16拠点を構え、オランダロッテルダムに本社を置いています。1995年よりサステナブル投資を世界的にリードし、サステナビリティ、ファンダメンタル、およびクオンツ分野のリサーチを融合させることにより、機関投資家、個人投資家双方に対し、広範にわたる資産クラスを網羅した、幅広いアクティブ運用戦略を提供しています。2022年6月30日現在、ロベコ単体の運用資産総額は1,780億ユーロ(約25.281兆円*)であり、そのうち1,710億ユーロにESG要素が統合されています。ロベコは、オリックス・コーポレーション・ヨーロッパN.V.の子会社です。ロベコの詳細は、こちらをご覧下さい:www.robeco.com

ロベコ・ジャパン株式会社はロベコの日本法人で、2013年9月に設立。

* 1ユーロ=142.02961円で換算


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