マーベル作品や「スター・ウォーズ」シリーズ、韓国ドラマなどジャンルを超えた人気コンテンツを多数配信するディズニープラス。そのコンテンツブランド「スター」でこの秋、TBSの人気連続ドラマ計29作品が続々と配信される。すでに「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年)と2021年放送の新春スペシャル、「下町ロケット」(2018年)などが配信中で、11月2日(水)からは「ドラゴン桜」(2005/2021年)も。その中から、10代から現在まで年代ごとの輝きを見せる新垣結衣の魅力が味わえるラインアップに注目する。

【写真】可愛い!ウエディングドレス姿のみくり(新垣)

■契約結婚から始まるラブコメディ

1988年6月11日生まれ、現在34歳の“ガッキー”こと新垣の代表作の一つに数えられるのは「逃げるは恥だが役に立つ」。2016年10月期に放送された、言わずと知れた大ヒットドラマがディズニープラスで視聴可能になった。

逃げ恥”の略称で親しまれるこの作品は、海野つなみの人気コミックが原作。「職ナシ」「彼氏ナシ」「居場所ナシ」の主人公・森山みくり(新垣)が、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)との間で“家事全般”サービスを提供して“対価”を受け取るという一風変わった雇用関係を結び、契約結婚。恋愛感情を持たないはずが、同じ屋根の下で暮らすうち徐々にお互いを意識しだし…というラブコメディーだ。

■ムズキュン!人気に沸いた“逃げ恥

みくりは少々理屈っぽくて、元カレに「小賢しい」と言われたことをずっと気にしていて、“いつも笑顔で前向きなヒロイン”とはちょっと違う。そんなみくりが、奥手でこれまた理屈っぽい平匡と恋に落ちながらも素直になれず、“契約”の力を借りて距離を近づけていく様子がむずがゆくもあり胸キュン要素でもあり…そんな2人の恋愛模様は“ムズキュン”と呼ばれおおいに話題を呼んだ。

ショートヘアの新垣のかわいさは言わずもがな。地上波での再放送のたびに「何度見てもハマる!」「毎回見方が変わって驚く」とファンをとりこにし、2020年に再放送された際には1話から最終話まで毎回Twitterのトレンドをにぎわせ続けた伝説の作品。20代後半、素直になれないもどかしさを抱えて奮闘するガッキーのリアリティーあるキャラクターが魅力の作品だ。

■キュートなコギャルを演じた「ドラゴン桜

2005年に制作・放送された「ドラゴン桜」(第1シリーズ)は、弁護士・桜木(阿部寛)と、落ちこぼれの“特別進学クラス”の生徒たちが東大合格を目指すストーリー。新垣は、当時17歳。特進クラスで東大合格を目指す女子生徒・香坂よしのを演じた。

コギャルファッションにメイクでバッチリ決めたよしのの愛らしさはピカイチ。ちょうど「ニコラ」専属モデルを卒業し、江崎グリコポッキー」のCMに出演する直前のタイミングで、ガッキー人気がまさに上昇気流にある時期。ちょっぴりおバカでやんちゃなギャル・よしのチャーミングに演じている。

はじめは同じ特進クラスの矢島勇介(山下智久)と一緒にいたいという不純な動機で参加したよしのが、桜木や教師の井野(長谷川京子)の思いに触れ、次第に勉強の楽しさに目覚めていく展開も爽やかでドラマチック。10代の新垣演じるよしののひたむきな姿に元気をもらえる作品だ。

■きりっとした“大人ガッキー”へ

さらにディズニープラスではこの秋から、2021年に制作・放送された“逃げ恥”続編の「ガンバレ人類!新春スペシャル!!」と「ドラゴン桜」第2シリーズも視聴可能となる。

ガンバレ人類!新春スペシャル!!」では原作の10巻と11巻をもとに、みくりの妊娠発覚から家事分担問題、平匡の育休取得問題などが、新型コロナウイルスの猛威による社会情勢の変化も織り込みながら展開する。実年齢でも30代になった新垣が、結婚後新たな問題に悩みながら向き合っていく姿を演じる。

ドラゴン桜」第2シリーズでは、大人になったよしのとして、ともに“特進クラス”の生徒を演じた中尾明慶小池徹平、紗栄子と共に最終回にサプライズ出演し、大きな話題をさらったのも記憶に新しい。コギャル時代とは別人のようにきりっとした表情を見せているのも必見だ。

ドラゴン桜」でキュートなコギャルを演じた10代から、「逃げるは恥だが役に立つ」で悩み多き20代、そしてサプライズ要素も詰まった“逃げ恥”「ガンバレ人類!新春スペシャル!!」と「ドラゴン桜」第2シリーズで見せた“大人ガッキー”と、年代によってさまざまな表情を見せる新垣。すべてが一度に見られるこの機会、いろんなガッキーディズニープラスで楽しんでみては?

◆文=ザテレビジョンドラマ部

新垣結衣の出演作がディズニープラスのスターで続々と配信/※ザテレビジョン撮影