俳優の大泉洋(49歳)が、11月1日に放送されたバラエティ番組「おにぎりあたためますか」(北海道テレビ)に出演。この夏に起きた“珍事件”について語った。

同番組のロケで、俳優・戸次重幸(48歳)と共に、神奈川・鎌倉の旅に出ている大泉。この日は、源頼朝ゆかりの鶴岡八幡宮を訪れる様子が放送された。

大泉は今年、鎌倉の夏の風物詩として知られる鶴岡八幡宮の「ぼんぼり祭」に、自身が絵を描いたぼんぼりを奉納。今回は同番組のため、特別に奉納庫から大泉の絵を出してもらい、「おにぎり」の視聴者にもお披露目された。それは大河ドラマ「鎌倉殿の13人第1話で見せた頼朝(大泉洋)の女人姿の“自画像”と、“全部 頼朝さんのおかげ”という自筆の書。予想外(?)に上手い絵に「おにぎり」一行は感嘆の声を上げる。

このぼんぼりについて、大泉は「どうしても飾られているところを見たくて、今年、祭り行ったんです」と、妻・娘・友人と共に、現地を訪れたと告白。大泉のぼんぼりは「人だかりですから。圧倒的ですから」と大人気だったそうで、すぐに場所もわかったという。

しかし、そんな「ぼんぼり祭」で“珍事件”が起きた。当日はものすごい人出で、「絶対バレたくないから、ずっと…基本首を下げてるヤツが1人いる。ずーっとこうやって歩いてるんですよ(※うつむきながら歩いている様子を実演)」と、かなり警戒しながら人混みの中、自身のぼんぼりをチラッ、チラッと見たという大泉。

そして「妻と娘と歩いてるじゃないですか。妻ってやっぱそういう生き物なんですけど、置いて行っちゃうんですね、オレのこと。『パパ!もう1回写真撮ってくるから』ってパーって行っちゃうんですよ。オレと娘、歩いてて。オレやっぱり(自分のぼんぼりの)写真撮って欲しくて。娘にパッと(スマホを)渡して、『写真撮ってきて!』って。『わかった!』って言って、パッと行っちゃったんです」と、人混みの中で一人になったという。

「絶対、顔上げられないから。みんなオレ(のぼんぼり)撮ってるから。ずーっとこうやって(うつむいて)、娘も妻も行っちゃったんですよ」

大泉はそこで、重大なことに気付いてしまう。

「ハッと思ったのが、携帯電話を娘に渡しちゃった…」
「連絡が取れなくなってるんだ。妻と娘を探すこともできない!どうしよう、オレ、そういえば携帯渡しちゃった…と思って」
「でもこうやって(顔を上げて)探せないわけでしょ? ヤバイから。だからもうずっと…この状態(うつむいてる状態)でオレ、鶴岡八幡宮で動けない人になってて。どうしよう…どうしよう…って。周りは人だらけだから。まったくオレ、家族と出会えなくなっちゃって。どうしよう…って思った」

当時、相当な焦りを感じた様子を、身振り手振りを交えて説明する大泉。ただ、この局面は、「パパ!」と娘が大泉のことを見つけてくれて脱出できたそうで、その後は娘に先導してもらい、人混みを抜けることにも成功したそうだ。