株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田 祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)は、2023年度から本格化すると言われている(※1)初等・中等教育におけるアントレプレナーシップ教育(※2)の開始に先立ち、当社のアントレプレナーシップ教育プログラム「起業ゼミ - Entryプログラム -」の教材スライドを本日より無償公開いたします。また、中学・高校の先生向けに「起業ゼミ」の授業体験会を開催します。
なお、「起業ゼミ」のコンテンツは、2017年発売以降115週連続でAmazon経営書売上1位にもなった起業家のバイブル的書籍『起業の科学 スタートアップサイエンス』の著者である田所雅之氏にも推薦いただいています。(推薦コメントは下部参照)
ガイアックスはアントレプレナーシップ教育が本格化する2023年度以降に向けて、全国の中学校や高校における起業家教育プログラムの開発・提供に注力してまいります。


※1:起業家教育、小中高生に活路 文科省23年度から対象拡大、日本経済新聞、2022年10月26日https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE304XK0Q2A530C2000000/?unlock=1

※2:アントレプレナーシップ教育とは「起業に限らず、新事業創出や社会課題解決等、新たな価値を生み出す姿勢や発想・能力等(アントレプレナーシップ、起業家精神)を身に着けるための教育」のこと(令和2年度 持続的・発展的なアントレプレナーシップ教育の実現に向けた教育ネットワークや基盤的教育プログラム等のプラットフォーム形成に係る調査・分析調査報告書 https://www.mext.go.jp/content/20211115-mxt_sanchi01-000018853_02.pdfより)
  • 背景:約半数の先生が起業家教育に興味を持つものの、まだ理解は道半ば

ガイアックスが今年8月に全国の先生141名を対象に行ったアンケートでは、約半数の先生がアントレプレナーシップ教育に対して興味を示していることが分かりました。しかし「自分の学校でも実践したい」という回答は全体の13.5%に留まり、また、興味なしの先生が過半数を超えるなど、アントレプレナーシップ教育の理解や浸透はまだまだ道半ばです。

起業の裾野拡大と中高生のアントレプレナーシップ醸成を目的に、2020年より「起業ゼミ」を行ってきたガイアックスは、この結果を受け、より多くの先生方が起業家教育に触れ、その面白さや教育的価値を感じ、そして実際に学校で実践をしてもらうために、今回教材の無償公開と先生向けの「起業ゼミ」授業体験会の開催を決定しました。
  • 「起業ゼミ」教材の特徴1.:4コマ完結ですぐに実践できる
「起業ゼミ」は「Entry」(4コマ)、「Basic」(8コマ)、「Advanced」(12コマ)、「Pro」(24コマ)の4つのモデルプログラムを用意しており、今回はその中から「Entry」プログラムの授業スライドとワークシートを無償公開しています。(※3)
「Entry」プログラムはアントレプレナーシップ教育の本質的なコア部分は残しつつ、4コマ完結なので普段の授業はもちろん、放課後や土日、長期休業期間中の特別授業などですぐに実践できるようになっています。
※3:1コマは50分を想定しています。
  • 「起業ゼミ」教材の特徴2.:探究学習に最適なコンテンツ
「起業ゼミ」のカリキュラムは、探究学習の基本である「課題設定」「情報収集」「整理・分析」「まとめ・発表」をベースに設計されています。そのため、中学・高校の総合的な学習 / 探究の時間などとの親和性が非常に高く、学校の普段の授業への自然な導入が可能です。
  • 「起業ゼミ - Entryプログラム -」教材の概要
テーマ
身の回りの困りごとを解決する商品・サービスを考えよう

ゴール
・身の回りに目を向け、自分や誰かの課題を見つける(課題設定)
・課題の原因と現状の代替手段を調べる(情報収集)・課題の解決策を考える(整理・分析)
・考えた商品・サービスを発表する(まとめ・発表)
身に付く知識・スキル
ビジネスや起業の基礎知識/アイディア発想法/課題発見力/創造力/協働する力/主体性/柔軟性、等

コマ数(所要時間)
4コマ(3~4時間)

プログラムの期間
授業の間隔を空けることで、1日(4コマ連続)から1ヶ月(週1で実施)まで
柔軟に期間を調整することができます。

対象
中学生・高校生

準備物
タブレット / PC
  • 「起業ゼミ」教材ダウンロードURL
https://www.gaiax.co.jp/venture-seminar/
※公開している教材は中学・高校をはじめ、全ての教育機関で使用可能です。
  • 「起業ゼミ」体験会の概要(取材可)
無償公開した教材を、先生が生徒役になって体験する、先生向け「起業ゼミ」体験会をあわせて開催します。

イベント名
先生向け「起業ゼミ」体験会 ~まずは先生がアントレプレナーシップ教育を体験してみよう!!~

日時
2022年11月23日(水・祝)20:00~22:00

場所
オンライン(Zoom
※お申し込み後、Zoom情報をお送りいたします。

内容
ガイアックスメンバーがファシリテーターとなり「起業ゼミ - Entry プログラム -」を実施。オープニングではアントレプレナーシップ教育の意義や実例の紹介なども行います。
※通常3~4時間かかるプログラムを2時間に短縮して行います。

申込URL
https://venture-seminar-for-teacher-20221123.peatix.com
※取材申し込みは hiroshi.takano@gaiax.com までお願いいたします。
  • 株式会社ユニコーンファームCEO 田所 雅之氏 コメント
起業ゼミ推薦コメント
私はスタートアップや事業会社の支援を通じて、起業家の質を高めると同時に量を増やす活動をしています。「起業ゼミ」は多感で価値観が醸成される中学、高校の時期に、起業の教育を取り入れるという点に共感しています。
是非ともこの「起業ゼミ」プログラムに賛同する学校が増え、卒業後の長い人生において「起業する」ということが当たり前の選択肢になり、次の社会/産業を作っていく起業家が輩出されることを期待しています。

起業ゼミを受講する中高生に向けてのコメント
VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代と言われ、皆さんが社会人になる頃は、今までの「当たり前」が通用しなくなる社会となります。AIやロボットの発達により、「現状を最適化すること」「与えられた問いに対して最適な解答を出すこと」にフォーカスする職業は消えてしまうと言われています。
一方で起業家という職業において、「問題を発見すること」「問いそのものを立てること」や「ストーリーを伝えて人を腹落ちさせて動かすこと」というスキルが重要になります。
これは、今後AIやロボットがどんなに進化しても置き換えられないと考えています。こういうスキルの希少性はどんどん高まっていくと思います。起業を通じて、「人間が最も強みを発揮できるスキル」を身につけることができます。是非ともこの機会に「起業家」は何かを知り、ことの本質を知ってほしいと思います。

<田所 雅之氏プロフィール>
株式会社ユニコーンファームCEO、関西学院大学 経営戦略研究科 客員教授
これまで日本で4社、シリコンバレーで1社起業をした連続起業家。2017年発売以降115週連続でAmazon経営書売上1位になった「起業の科学 スタートアップサイエンス」及び「御社の新規事業はなぜ失敗するのか? 企業発イノベーションの科学」 「起業大全」の著者。2014年から2017年までシリコンバレーのVCのパートナーとしてグローバルの投資を行う。
現在は、スタートアップ経営や大企業のイノベーションを支援するユニコーンファームのCEO及びブルーマーリンパートナーズの社外取締役を務める。
  • 株式会社ガイアックス 起業ゼミ担当 吉川佳佑 コメント
ガイアックス入社前、私は7年間高校教師として働いていました。そこでは長年、探究学習を担当していましたが、アントレプレナーシップ教育は身に付く知識・スキルや授業の進め方などの観点から、探究学習と非常に親和性が高いと感じています。
中学校では2021年度から、高校では2022年度から学習指導要領の改訂により探究学習が始まり、そして2023年度からはアントレプレナーシップ教育が本格始動すると言われています。「探究学習で何をすればいいか分からない / よりよい実践を行いたい」「アントレプレナーシップ教育の意義や魅力を知りたい / 来年度に向けて準備を始めたい」という方は、ぜひ私たちの「起業ゼミ」のコンテンツをご覧・ご活用いただき、体験会の方にもご参加いただけると嬉しいです。
  • 今後の展望
ガイアックスは今後も、起業の裾野の拡大と中高生のアントレプレナーシップ醸成に注力していきます。その一環として、今回無償公開した教材などを使った全国の中学校・高校での出張授業の実施や2023年度から予定されている文部科学省の起業家精神教育推進に向けた事業の受注を目指します。
  • ガイアックスとは:人と人をつなげ新規事業を作り出す、個人が主役のスタートアップスタジオ
ガイアックスは、他人のことを自分ごととして捉えられる社会を目指して「Empowering the people to connect ~人と人をつなげる」を1999年の創業時からミッションとしています。2015年からはソーシャルメディアの発達により新しく生まれたシェアリングエコノミーにも取り組み始めました。個人間の情報のやり取りがより一層容易になり、ビジネスはBtoB(会社対会社)やBtoC(会社対個人)の取引だけではなく、CtoC(個人対個人)の取引がより一般的になると考えてのことです。またweb3、DAO、ブロックチェーンがそれらを支える技術であると目し開発を続けてきました。これからも、ガイアックスは個人が輝く社会を目指し取り組んでいきます。
※:スタートアップスタジオとは、同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織を指します。出資・事業開発・エンジニアリング・バックオフィスの支援を用意し、初めての起業でも成功率を高めることが可能です。
関連URL
「起業ゼミ」教材ダウンロード
https://www.gaiax.co.jp/venture-seminar/

「起業ゼミ」開催に関するお問い合せ先
株式会社ガイアックス 起業ゼミ担当 吉川佳佑
E-mail: venture-seminar@gaiax.com
※:件名に「起業ゼミについて」と記載いただき、学校名・ご担当者名・ご相談内容をお送りください。

■株式会社ガイアックス 概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRiD
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、シェアリングエコノミー事業、インキュベーション事業
URL:https://www.gaiax.co.jp/

配信元企業:株式会社ガイアックス

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