アメリカの場合、高校生がアルバイトとして、近所でベビーシッターやペットシッターを行うのはごく一般的なことだ。
アメリカでは夫婦2人の時間を大切にしているので、何年経っても夫婦水入らずで外食や旅行にでかけたりすることが多いのである。
ある夫婦は、顔なじみである隣家の高校生男子にペットシッターを頼んで数日間外出した。ところがその間、自宅の鍵を紛失され、猫を逃がされるという問題が発生。
結果として、夫婦は少年にペットシッターの代金を支払わなかった。果たしてこの決断は正しかったのか?
お馴染み海外掲示板ののスレッド『私って嫌なやつ?(Am I The Asshole?)』に投稿が寄せられた。
投稿主は、4日ほど家を空ける間ペットの犬猫の世話を、隣人の息子(16歳)に頼んだ。
世話の内容は、1日2回犬を散歩に連れて行き餌と水を与えること、室内飼いの猫に餌をやることだ。
だが、問題は2日後に発生した。少年が依頼主の家の鍵を紛失したというのだ。
そこで、依頼主は少年が家の中に入れるよう、車庫を開閉するための暗証番号を教えなければならなかった。
その2日後、依頼人が帰宅すると、猫がいなくなっていたのだ。
私たちは、少年に電話をして「猫を最後に見たのはいつなのか」と尋ねました。彼は、私たちが戻る日の朝にはいたと言うのですが、防犯カメラを確認すると、その日の午前5時半に野外のカメラに猫の姿が映っていたのです。
アプリで車庫の開閉の履歴が確認できるのですが、そんな早朝に少年がガレージを開けた記録はありませんでした。となると、猫は前の日から家を出ていたことになります。
少年が鍵をなくし、暗証番号で車庫を開けた時に猫が逃げた可能性が高いと私たちは思いました
猫は無事戻って来たものの、嘘をつく少年に失望
依頼人は、少年に「猫がいなくなっているんだけど」と伝えると、少年は「探しに行く」と言い、自分の車で出かけた。
ところが、食料品店の袋を持って帰ってきた少年の姿が野外カメラから確認され、依頼人は「本当に彼は猫を探しに行っていたのか?」と疑問に思った。
猫の安否を心配した依頼人は、その日ドアを一晩中開けたままにしておいた。幸いなことに猫が戻ってきた!元気な様子だったという。
周辺にはコヨーテの群れや他の野生動物もいるため、室内暮らしに慣れた飼い猫が、襲われたり、攻撃されたりする可能性は十分にありました。
無責任な少年に支払いを拒否
最終的に、依頼人は少年にペットシッター代を一切支払わないことにした。
確かに、仕事をしたら報酬は支払われるべきでしょう。ですが、あまりにも無責任で、大変な事態になっていた可能性もあります。
少年が家の鍵を失くしたために、私たちはドアの鍵穴を再設定する必要があるし、更に飼い猫を逃がしてしまいました。それらを考えると、彼が自分の責任を真剣に受け止めているとは感じませんでした。
私たちは、彼が起こした問題に相当する金額を差し引いたり、損害賠償さえ請求することだってできると思うのですが、それをせず単にシッター代を払うのを止めたのです。
これは間違っていますか?
ユーザーの反応は?
この投稿を見たRedditユーザーらは、次のようなコメントを寄せている。
・あなたは嫌な奴ではないよ。その少年は多分犬の世話も十分していない可能性があるね。
・仕事に対する報酬を得て当然という場合は、雇用主とクライアントとの契約がある場合だよね。この場合は、1回限りのいわばフリーランスで、責任も持たずに仕事もちゃんとしていないのだから払う必要はないよ。
・自分なら、もし猫を逃がしてしまったなら支払いは受け取らない。
・猫が戻ってきてよかった!今度から自動給餌器を使った方がいいんじゃないかな。
・最悪の結果にはならなかったのは良かったけど、鍵を変えたりしなきゃならないし、面倒だよね。車庫のパスワードも変えた方がいいよ。少年はどうも信頼できない人物だな。
・世話した分だけど支払うのはどうかな。少なくとも猫は2日間世話していないから、それは確実に差し引いて、鍵を変える代金も差し引かないとね。
それで、結局少年があなたに借金をすることになった場合は、彼がどのように支払うつもりなのかを尋たらいいと思う。いずれにしても、二度と彼を雇わないほうがいいね。
・支払いはしない、と言った時の少年の反応が見たかった。
・猫がいつからいなくなったかについても、嘘をついているよね。それも無責任だよ。
・仕事としては単純なものなのに、それさえもできていない。支払わなくてもいい。
・猫が戻ってこないことも知っていたはずなのに、黙っているのは悪いでしょう。
・私なら16歳にペットの世話を頼まないな。今は、オンラインサービスでペットシッターを雇うこともできるしね。支払いはそんなに高くないし、シッターの経歴もチェックできるから、結構便利だよ。
References:AITA: Not Paying the Pet Sitter Because They Lost Our Cat
/ written by Scarlet / edited by / parumo
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