アイドルグループ・AKB48柏木由紀(31歳)が、11月2日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。難病公表時の心境を振り返った。

番組はこの日、人気声優が相次いで病気を公表したことに注目し、具体的な病名や症状を明らかにするメリットとデメリットを考えることに。

番組MCを務める柏木は、国が指定する難病「脊髄空洞症」を経験した時のことを振り返り、「私も去年病気になり、手術するために1か月お休みした。番組の企画で受けた検査で見つかったことや、コンサートが中止になるので公表せざるを得ない状況だった」と明かした上で、「もしそういった状況じゃなくても、『ファンに隠している』という気持ちが強くなっていたと思うので、公表していたと思う。難しい判断だけど、公表するか・しないかは、自分で決めて良いことだと思う」とコメントした。

また、病気公表への反響について、「『私も人間ドックに行きます』『似たような症状があって検査したら同じ病気が見つかった。柏木さんを見て頑張ります』という声が届いて、発表して良かった」と話した一方で、「私が元気に仕事をしている姿を見て、同じ病気の方やその家族の方から『同じように元気になると思ったのに…』『柏木さんを見て希望を持ったのに、上手くいきません』という声も届いた。そこまで視野が広げられていなかったし、どの選択が正しかったんだろう?と考えてしまった」と苦悩を明かした。

フリーアナウンサーの柴田阿弥は「病気・休業を隠す=悪いこと、だと広まらないで欲しい」とした上で、「私は心のバランスが崩れた時期があったけど公表しなかったし、これからそうなっても休んでいる間は公表しないと思う。公表しても、しなくても、何かしら噂される。正直に言うと、病気の時に医者でもない人のアドバイスは邪魔だし、人を追い詰めると思う。善意のアドバイスだと分かっているけど、SNS上で一気に来るとしんどい」とコメントした。

この話を受けて、柏木も「大半の人は『頑張ってください』というエールだったけど、『同情を買いたいのか』『心配されたいんだろ』という声もあったので、捉え方は人によって様々だと感じた。私は『それどころじゃないのに』という気持ちだった」と話した。