全国有数の農業地帯、愛知県東三河地方の中心都市・豊橋市は今年度から、スタートアップと地元の農業関係者による実証開発プロジェクト「TOYOHASHI AGRI MEETUP」を実施しています。
賞金(支援金)総額1,000万円の「アグリテックコンテスト」として、地元の農業者が抱える課題からテーマを設け、解決策の提案を全国のスタートアップから募集しています。

1つ目は「土地利用型作物の生産性の向上」。
豊橋はキャベツ、ブロッコリーなど露地野菜や、旬を迎えている次郎柿の産地。
病害虫の防除、栽培・収穫作業の省力化などを目指します。

2つ目は「施設園芸の高度化」。
豊橋は花や野菜などの温室栽培、施設園芸も盛んな地域です。
燃料や人件費の高騰といった課題を乗り越え、生産性を向上させます。

3つ目は、燃料や肥料、農業資材が高騰、環境に配慮した農業への転換も求められていることから「持続可能なエネルギー・農業資材の開発」。

4つ目は、人件費の高騰、農業の担い手減少などが課題で、人材の確保や育成、作業生産性の向上、労務管理を通じた「地域の農業を支える人づくり」です。

5つ目は「生産者と消費者を結ぶスマートサプライチェーン」。
集荷の効率化、農産物の需要予測、地産地消が可能な物流、農産物のブランディングなど、魅力ある豊橋の農産物が消費者に届くまでのサプライチェーンを構築していきます。

これら5つに該当しないものの、豊橋の農業課題の解決につながる提案も「その他」として受け付けています。

応募にあたっては2部門を設け、1つを選択します。
1つは、コンテスト後、2023年度中に豊橋市内で実証開発事業を始められる解決策で、開始から概ね2年以内の社会実装を目指し、豊橋の農業課題解決に重点を置いた「課題解決部門」。

もう一つは、コンテスト後、2023年度中に豊橋市内で実証開発事業を始められる解決策で、開始から概ね5年以内の社会実装を目指す「未来創造部門」。こちらは、基礎研究段階の解決策の提案もできます。

募集しているスタートアップは、個人、法人を問いません。11月14日(月)17:00まで受け付けています。

締め切り後、11月中旬から12月中旬に書類審査、面談審査を行い、年末にはファイナリスト(5~6社想定)を決定予定。

2023年1月18日(水)、ファイナリストによるコンテスト・表彰式を、豊橋駅に近い穂の国とよはし芸術劇場「PLAT(プラット)」で開きます。

賞金(支援金)は総額1,000万円を用意しており、優秀な提案をした3社ほどに分配されます。
賞金は、実証実験や開発にかかる資金に使えます。

コンテスト後、実証実験の計画を策定し、2023年4月から実施していきます。実証実験の際は、市役所担当者や専門アクセラレーターが伴走支援します。

アグリテックコンテストへの参加は、下記URL、またはQRコードからお申し込みください。
https://forms.office.com/r/wTTnJDbByN


▶︎TOYOHASHI AGRI MEETUPについて◀︎
豊橋市がある東三河は農業が盛んで、平野部の豊橋市田原市だけでも農業産出額(2020年農林水産省)は約1,200億円にのぼります。
その一方で、さまざまな営農上の課題があります。解決するためには、スマート農業、アグリテックに代表される新たな知識、技術などを積極的に取り入れていく必要があります。そこで、豊橋市は「未来の農をつくる」と題し、プロジェクト「TOYOHASHI AGRI MEETUP」を展開しています。

▶︎アグリテックとは◀︎
農業(Agriculture)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語。農業分野(農業生産、流通、加工、販売など)でAIやIoTなど先進的ななテクノロジーを用いて、課題解決に取り組みます。

▶︎プロジェクト「TOYOHASHI AGRI MEETUP」特設WEBサイト◀︎
https://toyohashi-agri-meetup.jp/

配信元企業:豊橋市

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