バルセロナを率いるシャビ監督は、今冬の移籍市場での補強について言及した。4日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 かねてより左利きのセンターバックの補強の必要性が囁かれていたバルセロナでは、過密日程によりロナルド・アラウホやジュール・クンデらが負傷離脱したことに加え、先日にはジェラール・ピケが電撃的に現役引退を発表。夏の大型補強に続いて、今冬にも最終ラインに即戦力を加えることが噂されている。

 冬の補強の必要性について問われたシャビ監督は、ピケの引退でさらにCBが手薄になることを受け、改めてレフティーのCBの獲得を狙う意志を認めた。

「1月に左利きのCBを獲得することを優先するかって? ピケがいなくなることを踏まえても、変わらず“イェス”だ。だがワールドカップの中断期間に話す時間はある。マテウ・アレマニーやジョルディ・クライフと集まって、それについて分析するよ」

 なお、今冬の有力なターゲットとされているのは、アスレティック・ビルバオでプレーするスペイン代表DFイニゴ・マルティネスだ。2023年夏でクラブとの契約が満了する31歳は当初、来夏にフリーでバルセロナに加入することで合意したと報じられていたが、補強を急ぐバルセロナと、放出資金を確保したいビルバオの考えが一致し、冬にも移籍が実現する可能性が高いと見られている。

バルセロナを率いるシャビ監督 [写真]=Getty Images