タモリ・森田一義

5日に放送された『ブラタモリ』(NHK)では、タモリ一行が北海道苫小牧市を訪問。そんな今回は、札幌市の成り立ちを知ったタモリが、札幌市民に対して「言っておいたほうがいい」とコメントした。


■支笏湖は“カルデラ湖”

苫小牧はなぜ日本有数の工業都市になった?」という謎を解き明かすこととなった今回。タモリ一行はその謎に迫るため、人気観光スポットの支笏湖にやって来た。

そんな支笏湖は、火山の噴火による大型の火口に水がたまってできた「カルデラ湖」であるそうで、案内人によると「この噴火が北海道の成り立ちに大きく関わっている」とのことだ。


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■苫小牧全域を埋め尽くした火砕流

その後、支笏湖ができたときの噴火で発生した火砕流の分布域を示したパネルが公開されると、その広さにタモリは「えぇ~! ここまで影響してるんですか…」とびっくり。

案内人いわく、高く険しい山が多い西側には火砕流がそれほど流れ出ず、低地が広がっていた東側には火砕流の大半が流れ出たという。そのため、この火砕流は苫小牧市内全域を埋め尽くしたそうだ。

■「海がずっと入り込んでたんですか?」

すると、東側の低地帯がどうしてできたのかに迫る中、「ひょっとする海がずっと入り込んでたんですか?」と気付いたタモリ。この予想が当たると、アシスタントの野口葵衣アナウンサーは「もともと海だったっていうことですか?」と尋ねる。

これに「そうです」と答えた案内人。一方、支笏火山が大噴火していなかった場合、その当時海が面していた札幌市は海のままであることをタモリは野口アナに教えた。


■札幌の発展は噴火のおかげ?

その上でタモリが「札幌もないっていうこと、苫小牧もないっていうことですよ」と伝えると、この過去に驚いた野口アナ。

そんな中、「現在の北海道の発展っていうのは、支笏火山の噴火がなかったらないかもしれないということになりますね」と案内人が語ると、タモリ衝撃の事実に「札幌の人たちはそのことを分かってますかね?」と疑問を抱く。

対する案内人が「あまり分かってないと思います」と返すと、タモリは「言っておいたほうがいいですよね? 少しいい気になってますから…」と、札幌市民に対して厳しいコメントを残した。

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(文/Sirabee 編集部・綿 つゆ子

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