シニア用電動カート(以下シニアカー)は、足腰が弱った高齢者にとって便利な乗り物だ。日本では最高速度は時速6kmまでと定められており、小走り程度の速さで、買い物や散歩をするのにちょうどよい。
だがイギリスには、とんでもないスーパーおばあさんがいた。時速110キロ以上の車がびゅんびゅん走っている道路を爆走していたというのだ。
イギリスのシニアカーはリミッターがないのか?それともスピードがでるように改造でもしちゃったのか?
10月13日、イギリスのバッキンガムシャー州ミルトン・キーンズで、歩道橋の上から驚くべき光景を目撃したトニー・ヒルさんは、すぐさまスマホで撮影した。
ラッシュアワー時だったようだが、おばあさんが道路をシニア用電動カートで爆走していたのだ。
この道路では時速110キロを超える車がびゅんびゅん走っている。そこに混じって、シニアカーを恩典する爆走おばあさん。
おばあさんは時速どれくらいで走っていたのかはわからないが、シニアカーの制限速度である6~12キロははるかに超えていたのは確実だろう。
その様子は以下の動画で確認できる。
交通ルールお構いなしでぶっちぎり
おばあさんの後ろを走っていた車は、危険を回避するためかシニアカーを追い越して、右側の車線に移動した。
ヒルさんは、おばあさんが爆走する様子をカメラに収めながら、「スピード出してる車がびゅんびゅん走ってるよ。すげーな。方向指示も出してないぞ。全くお構いなしだ」と呆れた声で呟いている。
イギリスではシニアカーは時速6~12キロまで
イギリスの法律では、実際にはおばあさんの乗っているシニアカーは、二車線道路を含む特定の道路を走行することが許可されているという。
ただし、視認性のためにオレンジ色の点滅ライトを使用する必要がある。
加えて、シニアカーには効率的なブレーキシステムや方向指示器、可聴ホーン、ミラーなどが備わっていることが条件だ。
また、ほとんどのシニアカーの最高速度は時速12km(舗装では時速6km)に制限されている。
おばあさんにとって、この道路はこのスピードで走り慣れているのだろうか。だとしても、きっと毎回警察の監視カメラに捉えられていることだろう。
拡散したこの動画には、多くのユーザーから「すごいな、おばあさん」「スピード出し過ぎ!!」「ウケる!」「いつか事故りそうな気がする」「勇気あるね、これで高速走るなんて」「シニアカーってこんなにスピードでるの?もしかして改造車?」といった驚きの声があがっている。
References:Mobility scooter rider in Milton Keynes rides along 70mph dual carriageway during rush hour/ written by Scarlet / edited by / parumo
追記(2022/11/06)本文を一部訂正して再送します
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