いわきFCが歓喜の瞬間を迎えた。

明治安田生命J3リーグで首位を走るいわきFCは、5日の第32節でホームに鹿児島ユナイテッドFCを迎えた。

引き分け以上ならば他会場の結果次第でJ2昇格やJ3優勝が決まるという条件下で、15分に有田稜が得点ランキングトップとなる今季16点目を挙げて先制すると、後半には山口大輝、嵯峨理久が追加点。3-0と、快勝を収めた。

他会場では同時刻キックオフの2位・藤枝MYFCが敗れたため、残り2試合を残していわきの2位以内とJ2昇格が決定。また、この1時間後、時間差でキックオフを迎えた3位・松本山雅FCも黒星を喫し、いわきのJ3優勝も決まった。

2016年の福島県リーグ2部優勝からとんとん拍子で昇格を重ねている。2020年の日本フットボールリーグ(JFL)こそ2年かかったものの、初挑戦となった今季のJ3でも躍進。「いわき市を東北一の都市にする」「日本のフィジカルスタンダードを変える」というコンセプトのもと、ここまでリーグ最多69得点に最少21失点と、好守にわたって他を圧倒している。

DAZN』は昇格を決めた直後の選手たちの様子をピックアップし、Jリーグ公式インスタグラムはシャーレアップの様子を公開。ファンからも多くの祝福や感嘆の声が届けられている。

今季ホーム最多となる4419人の観衆の前で歓喜の瞬間を迎えたいわき。来季のJ2でも快進撃を期待せずにはいられない。

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