俳優の上白石萌音11月6日、都内にて開催された「東宝シンデレラ」オーディション&「TOHO NEW FACE」オーディション2022グランプリ発表会に、上白石萌歌浜辺美波、福本莉子らと共に出席。オーディション参加者へ「人生の中で道は一本じゃないです」と伝える一幕があった。

【写真】第7回「東宝シンデレラ」グランプリの上白石萌歌

これまで第一線で活躍する女優を多く誕生させた「東宝シンデレラ」オーディションは、東宝創立90周年プロジェクトとして6年ぶり9回目の開催。また「TOHO NEW FACE」オーディションは、1946年から60年代後半にかけて俳優発掘のためのオーディションとして行われた「東宝ニューフェイス」が、男性オーディションとして表記を改められたものとなっている。

■壁に当たることとオーディションの日のことを思い出す

第7回「東宝シンデレラ」(2011年)オーディションで審査員特別賞を受賞した上白石萌音は、「私は11年前に舞台に憧れて、ミュージカルの舞台に立ちたくて『東宝シンデレラ』オーディションを受けました」と回顧。参加者に対しては「人生の中で明確な目標を持ってそこに向かって頑張れることって、本当に宝物だと思います」と伝えた。

また、自身について「壁に当たることはたくさんあるんです。でも、その度に思い出すのがこのオーディションの日のことです」と告白。「お仕事を始める前の、お芝居とか歌が大好きでたまらなかった、すごくピュアな気持ちがすごく支えになっています」とした上で、「だからみんなもきっと、これからどんなことがあるか分からないけど、今日の今、感じている気持ちは人生の宝物になると思うので、今日のことを忘れないでいてください」と呼び掛けた。

さらに「いろんな意味で、人生の中で道は一本じゃないです」ときっぱり。続けて「みんなはどんなことでもできます。だから、焦らず急がず、ゆっくりゆっくり、自分の大好きなことを温めていって、幸せな毎日を過ごしてほしいなと思います」とエールを送った。

浜辺美波「背中を押してもらえるような人になって」

ほか、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞した浜辺が「この事務所に入って印象に残っている言葉の一つとして『何かを頑張ろうとしている時に、背中を押してもらえるような人になってください』という言葉がありました」と明かす場面も。

「今ここに並んでいる皆さんは、一次審査から審査員の方にお会いして『背中を押したい』と思った皆さんだと思います。これからたくさん大変なことがあると思いますが、自分が頑張ろうと思った時に、もっともっと背中を押してもらえるような人になっていただきたいなと思っております」と語っていた。

◆取材・文=山田健史

上白石萌音/撮影:山田健史