ABEMAの恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい』のシリーズ10作目、『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』が11月13日より放送される。
(参考:【写真】小島梨里杏)
同シリーズは、キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋は生まれるのかを追いかけていく恋愛番組。毎話、番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、オーディションで選ばれた男女1組だけというルールのもと、役を勝ち取るために相手役と稽古を重ねていくというものだ。新シーズンは、シリーズ初となる海外での全編ロケを敢行。アメリカ・ニューヨークに舞台にラブストーリーが繰り広げられていく。
リアルサウンドテックでは『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』(以下、『ドラ恋』)の出演者、全員にインタビュー。今回は、幼少期から子役・モデルとして活動し、2011年には『グラビアJAPAN2011』ミス週刊プレイボーイを受賞。『烈車戦隊トッキュウジャー』でのミオ / トッキュウ3号役や、映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』で主演を務めた経験のある小島梨里杏にインタビュー。恋愛と芝居を両立させるドラ恋に参加しての感想を素直に語ってくれた。
ーー参加が決まった時の気持ちを教えてください。
小島梨里杏(以下、小島):決まったことは素直に嬉しかったです。ただキスシーンをして恋に落ちる、そんなドラマみたいな経験はまるでなかったので、自分に恋愛ができるのかという不安はありました。また、ドラマの主演を勝ち取るために、毎話限られた共演者の方と闘わなきゃいけないという構図には不安を覚えてしまい、お腹が痛かったです(笑)。
でも、筋書きのない場所にここまで長いこと放り込まれる経験は後にも先にもない気がするので、役者としても人間としても、いろいろな意味で試されるなと楽しみでした。
ーー『ドラ恋』シリーズを見たことがあれば、感想を教えてください。
小島:参加するにあたって、シーズン9を観させていただいたのですが、ペア決めで選ばれないとオーディションにも参加できないという演出があり、お芝居だけでなく、恋をすることにも本気で向き合わなければ、主役を勝ち取れないということに驚きました。だからといって、私は気持ちに嘘はつけないので、自分はどうなるんだろうと事前に考えることはありましたね。
ーーこれまで経験してきたお芝居と『ドラ恋』でのお芝居に違いはありましたか?
小島:普段お芝居をする時に絶対に必要な第三者の目を、限りなく意識せず、自分たちだけの世界に存在できた気がします。また、監督が同世代ということもあり、たくさん話し合いながらより一緒に作っていることを感じましたし、特別で有意義な時間でした。
ーーキスシーン(稽古、本番含め)にはどのような気持ちでのぞみましたか?
小島:特別な準備はせず、いつもの現場と変わらない心持ちで臨んでいます。ただ、相手との結びつきや繋がりを深める時間がたくさんあることで、こんなにもお芝居に変化があるんだなと改めて感じられたのは、おもしろかったです。
ーー『ドラ恋』でのご自身の注目ポイントを教えてください。
小島:注目ポイントはいろんな表情です。日々心が目まぐるしく動いたり、逆に動けなかったりしました。うるさいかもしれないし、臆病かもしれないし、お調子者かもしれないし、どう映っているかはわからないのですが、どの私も私で。恥ずかしいけれど、普段見せる役者としての顔だけではなく、等身大の私がいるはずです。また、密かな目標を胸に参加したので、そこが克服されるのかも注目しつつ、応援してもらえると、とても嬉しいです。
ーー今回の舞台となったニューヨーク。ニューヨークだからこそ、恋愛やお芝居に影響したことはありましたか?
小島:自由にどこかに行く時間もない中だったので、余計なことを考える暇もなく、お芝居のことだけ、相手のことだけに集中できる環境が幸せでした。
ーー恋愛観についての質問です。まずは、どんな人がタイプですか?
小島:心が真っ直ぐで、私にだけに見せてくれる表情があって、たくさん話せて、一緒に笑い合える人。あとは慎重で不器用な人や疑い深い人の方がどこか信頼できて好きかもしれないです。
ーー異性の心を掴む、ご自身のチャームポイントがあれば教えてください。
小島:そうですね……受け入れたり理解したりする力がわりとあるところですかね。好きになった人には特に。
ーー好きな恋愛ドラマとその理由を教えてください。
小島:映画『エターナルサンシャイン』の、無理に消しても消えないし、消そうとすればするほど失いたくなくて、大切な彼女を必死に隠そうと奮闘する主人公の頭の中のシーンが大好きです。逃れられない愛があることを証明してくれているようで、苦しいのに素敵でかわいくて、何度も観てしまう作品です。
それから映画『悪人』で主人公が彼女のことを守るために、自分で自分のことを悪人に仕立てる最後のシーン。主人公の意を決した顔、彼女が彼の心に触れ、変わっていく濡れた表情。どちらからも愛が溢れに溢れていて、どうしようもなく辛くて、やっぱり大好きです。
ーー今後やってみたい役や、作品ジャンルなどがあれば教えてください。
小島:到底理解し得ないようなサイコパスな役や悪人はずっとやってみたいです。または、そんな彼を信じ抜く役。作品としては、恋愛ものから、シリアスな事件を扱った作品、またどコメディなど幅広く挑戦したいと思っています。
(文・取材=於ありさ)
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