元ウェールズ代表DFニール・テイラーは7日、自身のSNSで現役引退を発表した。

 現在33歳のテイラーは、ウェールズ出身の左サイドバック。2007年にEFLリーグ2(イングランド4部)のレクサムでキャリアを開始すると、2010年に加入したスウォンジーで初年度にプレミアリーグ昇格を経験。そこから同クラブでプレーした6シーズン半の間で、プレミアを中心に公式戦179試合に出場した。その後はアストン・ヴィラに移籍すると、フリーとなった昨季は、シーズン途中にミドルスブラへ加入。今夏に同クラブを退団しており、フリーの状態が続いたこのタイミングで現役引退を決断することとなった。

 また、テイラーは2010年にデビューしたウェールズ代表でも長年に渡って活躍。特に、同国史上初の本大会出場を果たしたEURO2016では、全試合にフル出場して1ゴールをあげる活躍を見せ、ベスト4進出という歴史的な快挙に大きく貢献した。2019年9月の出場を最後に代表からは遠ざかったものの、通算43キャップを記録している。

ウェールズ代表で活躍を続けたDFテイラー [写真]=Getty Images