株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、昨今高まりを見せる軟包装パッケージでの課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師からなる「軟包装環境対応・多層フィルムリサイクル」講座を開講いたします。

軟包装パッケージにおける環境対応・リサイクル・再生再利用・脱墨脱離を学べる講座です。
本講座は、2022年11月30日開講を予定いたします。
詳細:https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=10908

  • Live配信・WEBセミナー講習会 概要

テーマ:軟包装パッケージにおける環境対応・リサイクル・再生再利用・脱墨・脱離技術と食品メーカーからの要求・将来展望・課題
開催日時:2022年11月30日(水) 13:00-17:15
参 加 費:44,000円(税込) ※ 電子にて資料配布予定
U R L :https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=10908
WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)

  • セミナー講習会内容構成

ープログラム・講師ー

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第1部 食品メーカーから見た軟包装設計の考え方と環境・リサイクルへの要望
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講師 味の素トレーディング(株) 機材調達事業部・事業部長 金子 晴海 氏


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第2部 Co-Ex及び多層ラミネートフィルムの再生再利用への対応と脱墨・脱離技術
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講師 住本技術士事務所 技術士(経営工学)・包装管理士 所長 (元大日本印刷(株)) 住本 充弘 氏


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第3部 多層プラスチックフィルムを対象とした液相プロセスの紹介
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講師 東北大学 環境保全センター 大学院工学研究科 化学工学専攻 教授 渡邉 賢 氏

  • 本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題

食品に使用する包装資材の基礎知識。
包装材料のリサイクルの方法と課題を習得し、解決方法について知識を得る。
食品に使用される複合包装材料に対するリサイクル課題と要望を知る。
プラスチック包装材料の紙化に向けた包装設計。
1.プラスチック包材の再生再利用の動向が理解できる。
2.ケミカルリサイクルとは何かの理解が出来る。
3.マスバランス方式とは何かが理解できる。
4.再生再利用できる包装設計の重要性が理解できる。
5.再生再利用実施の回収及び分別の課題が理解できる。
6.脱墨技術、脱離(剥離)技術と必要性が理解できる。
水の状態と、プラスチックそれぞれにより反応性が異なることを理解する。

  • 本セミナーの受講形式

WEB会議ツールZoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
詳細は、お申し込み後お伝えいたします。

  • 株式会社AndTechについて

化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、
幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。

弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」
「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。
クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。
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  • 株式会社AndTech 技術講習会一覧

一流の講師のWEB講座セミナーを毎月多数開催しております。
https://andtech.co.jp/seminar_category/

  • 株式会社AndTech 書籍一覧

選りすぐりのテーマから、ニーズの高いものを選び、書籍を発行しております。
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  • 株式会社AndTech コンサルティングサービス

経験実績豊富な専門性の高い技術コンサルタントを派遣します。
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  • 本件に関するお問い合わせ

株式会社AndTech 広報PR担当 青木
メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)

  • 下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)

第1講 食品メーカーから見た軟包装設計の考え方と環境・リサイクルへの要望

【講演趣旨】
食品に使われる包装材料の基礎知識を解説し食品流通のために包装が必要な理由を理解して頂く。食品を安全・安心に使用して頂くために必要な包装であるが、一方使われた後はゴミとして排出され環境に悪い影響を与える事がある。環境に悪い影響を与えないようにするためリサイクルを検討するが、その方法と課題について及び包装材料のユーザーとしての複合包装資材のリサイクル適正など資材メーカーに検討して頂きたい要望事項を話す。
プラスチック材料の紙化における包装設計の実例を紹介し設計における課題を共有する。


【講演プログラム】

1.会社紹介
1-1 味の素株式会社 紹介
1-2 味の素株式会社 環境ビジョン
2.軟包材の基礎知識
2-1 軟包材に使われる材料とその特性
2-2 積層包材に使われる各層の機能
3.環境負荷低減のための包装材料
3-1 包装材料が環境に与える影響
3-2 環境負荷を低減する包装材料とデザイン:リサイクル
3-3 環境負荷を低減する包装材料とデザイン:バイオマス, 溶剤フリー, 生分解性物質、森林認証紙
4.包装設計事例1:Pal Sweet(R) Slim Up Sugar(R)の紙化における包装設計
4-1 「Pal Sweet(R)」「 Slim Up Sugar(R)」の開発背景
4-2 本製品の開発における選定理由
4-3 選定した包装資材の特徴
5.包装設計事例2:「味の素(R)」「ハイミー(R)」袋品種の紙化検討
5-1 開発の目的
5-2 包装設計のポイント
5-3 包装適正評価

【質疑応答】


第2講 Co-Ex及び多層ラミネートフィルムの再生再利用への対応と脱墨・脱離技術


【講演趣旨】
プラスチック包装は、今まで軽量化、バイオ由来の樹脂使用など行ってきたが、今後は活動の中心が使用済みの包材を回収し原料として再生再利用する方向に進む。Circular Economy実施の中で包装材料もCircular Packaging対応が必要となっている。プラスチックの多層包材は再生再利用の面でどのようにするか模索が続いているが、メカニカルリサイクル、ケミカルリサイクルで処理され再生再利用となるだろう。メカニカルリサイクルは脱墨が重要なカギとなるだろう。脱離技術は、フィルム、紙、アルミ箔などのように異材質のラミネートでは必要となり、既に欧州では実用化されている。多くの課題が開発途上であるが、欧米では、再生材料30%以上使用の動きもあり定着するだろう。日本からの輸出包装製品はどのように対応すべきか難題である。英国では2022年4月より実施である。現在の技術の延長線上での可能性を国内外の事例で検証し、長短を理解して今後の対応に活かせるよう説明する。

【講演プログラム】
1.世界の包装の動き
1-1 大きな流れ
プラス知育利用の包装材料の循環型ポリマーの利用促進
1-2 EUの規制の動き
新しいEU規制、食品接触プラスチックにrecycled plastic使用を認める
1-3 Recyclable包装で第三者認証が基本
新しいEU 規則では、欧州市場用途では第三者認証が前提
2.Co-Ex及び多層ラミネートフィルムの再生再利用の模索
2-1 熱分解方式
2-2 超臨界技術方式
2-3 ガス化方式
2-4 電磁波方式
2-5 醗酵技術方式
3.脱墨・脱離(剥離)技術の動き
プラスチック包装の脱インキはなぜ必要か
3-1 脱墨技術の状況とメカニカルリサイクル
再生樹脂製造時のインキによる臭い防止が必要
3-2 脱離技術のビジネス事例
脱インキ用プライマーの利用、水性の食品安全性の剥離剤
3-3 異材質ラミネート包材への対応をどうするか
裏刷りラミネート包材の脱インキは、剥離技術が必要
4.Co-Ex及び多層ラミネートフィルムの再生再利用の課題
4-1 分別排出、回収・選別方法
4-2 再生再利用の施設の整備
4-3 包装食品の輸出の障壁
5.FDA及びEFSAの再生樹脂への対応
5-1 異物混入の懸念 –ブロックチェーンによるtrace
5-2 認証取得 certified resinsの必要性
6.まとめ

【質疑応答】

第3講 多層プラスチックフィルムを対象とした液相プロセスの紹介


【講演趣旨】
液相とは、高温高圧状態の水の液相を活用する技術を表した言葉である。水熱や亜臨界水と呼ばれる水の液相条件において、プラスチックの反応がどのように進むのか、理解できるよう講義を進めたい。まずは水の状態図を理解し、水の機能性に与える温度、圧力の影響を知る。それに付随し、プラスチックに関わる分子の反応性を理解する。その上で、どのようなプロセスがプラスチックリサイクル技術として有用なのかを考える。この講座では特に、マテリアルリサイクルおよびケミカルリサイクルの両立(ハイブリッドリサイクルと呼称)を可能とする条件設定がはどのように達成できるのか、を考える素地を与え、その連続プロセスに対する試みの一端を紹介する。

【講演プログラム】

1. 液相反応

2. プラスチックの反応性1:付加重合系
2.1 ポリオレフィン
2.2 塩化ビニル

3. プラスチックの反応性2:脱水縮合系
3.1 ポリエステル
3.2 ポリアミド

4. 混合物の反応:プラスチックの反応性の観点から

5. 連続プロセス
5-1 スラリープロセス
5-2 押出機プロセス

6.まとめ

【質疑応答】



* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以 上

配信元企業:株式会社AndTech

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