2022シーズンの明治安田生命J2リーグのアウォーズが14日に開催。各賞が発表された。

これまではJ1をメインに全てのカテゴリーを同一のアウォーズで表彰していた中、今シーズンからはカテゴリーを分けてアウォーズを開催。そのため、J2のベストイレブン最優秀選手賞のタイトルが誕生した。

初代J2ベストイレブンには、見事にJ2を制し、J1への昇格を果たしたアルビレックス新潟から最多の6名が選出。また、2位の横浜FCと4位のロアッソ熊本からは2名ずつ、3位のファジアーノ岡山からは1名が選出された。

1年でのJ1復帰という目標を達成しながら、J2優勝を逃した横浜FC。ベストイレブンにえらばれたMF長谷川竜也が喜びを語った。

「ベストイレブンに選ばれたということで素直に嬉しいですし、自分が1年間取り組んできたことがこうやって評価され、チームとしても昇格ができて素晴らしい1年になったかなと思います」

長谷川川崎フロンターレの一員としてJ1での優勝を経験。しかし、なかなかレギュラーに定着できず、日本代表MF三笘薫にポジションを奪われるなどし、今季から横浜FCへと完全移籍した。

1年目ながらキャプテンを務め、自身は個人タイトルを獲得。その心境については「1年間の評価だと思いますし、個人タイトルを獲ったことがないので、素晴らしい選手がJ2にもたくさんいる中で、自分を選んでいただいて、感謝していますし、嬉しい気持ちです」と、素直に個人タイトル獲得を喜んだ。

優勝こそ逃したが、しっかりとJ1昇格という目標は達成。キャプテンとしてのシーズンを振り返った長谷川は「今年1年キャプテンという立場になって、今まで感じたことがないプレッシャーや責任感がありましたが、ベテラン選手を中心に多くの方に支えてもらって、1年乗り越えることができました」とコメント。「昇格という形でチームとしても報われたし、個人としても最低限の結果を残せたので、成長できたシーズンだったと思います」と、移籍してしっかりと自身の成長も感じられたという。

来シーズンは再びJ1の舞台へ活躍の場を移す長谷川。「個人としてはまだまだ結果に対してこだわったり、1つ1つのプレーの質にこだわらないといけないと思います」と課題を口に。「チームとしてもより質の高いリーグに行くので、1人1人がもっと意識高く、個人のレベルアップ、戦術理解度、チームとしての戦術浸透など、やらなければいけないと思います」と、すでに来季に向けた構想を口にした。

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