(C)CoCoKARAnext

 ソフトバンクで6度のリーグ優勝、7度の日本一に貢献した松田宣浩11月15日巨人への入団会見を開いた。球界随一の名門に加入した松田は、いま何を思うのか。『CoCoKARAnext』が本人を直撃。独占インタビューを実施した。

 経験、実績ともに豊富な選手であり、練習中から大きな声でチームを引っ張る姿は多くの野球人たちのお手本となってきた。そんな松田には多くの球団からのラブコールがあったが、最終的に巨人との契約に合意した。

【関連記事】巨人移籍の松田宣浩、ゴールデングラブ8度の三塁手が「外野も守れる」に込めた想いとは?


 巨人への加入が正式に決まった現在の心境について松田は、「松田宣浩=ムードメーカーというイメージで入団したと思っている人も多いと思う。それもあるが戦力として声をかけてもらったので、戦力になりたい」「プロ野球は打って守って走って、数字を残してお金を稼ぐものだけど、チームの勝敗やリーグ優勝、日本一になるためには、それだけではいけないと思って声を出してきた。ジャイアンツでも同じようにやっていきたい」と、改めて声を出す大切さを強調し、新天地で自身のスタイルを活かして戦力になる事を誓った。

 巨人の選手たちとは個人的な連絡は取っていなかったそうだが、「オールスターや代表でみんな知ってますし、監督コーチも含め、有名な方ばかりなので、そういう意味ではやりがいがある。名門のチームに入れていただいたのは嬉しかったです」と語っており、スムーズにチームに溶け込めそうだ。

 新天地は注目度の高い球団であり、ソフトバンク在籍時とは、また違ったプレッシャーがかかってくる。これについては、「注目されるのは好きですし、よりモチベーションが上がる。注目される場所で、これまでの実績に自信を持って頑張りたい」と、プレッシャーを力に変える熱男らしい答えが返ってきた。さらに、巨人の中で「みんなと熱く野球したい。そのチームのスタイルやルールがあるので、最初から全部やるのではなく、合わせながらやれたらと思っている」とベテランらしい余裕も垣間見せている。

 これまで松田はソフトバンクで7度の日本一を経験しており、V奪還を至上命題とする巨人にとって、その経験は必要不可欠なピースだろう。そんな貴重な経験についても、「これまでやってきたことを信じて、優勝経験を活かしていきたいと思います。優勝せずに引退する人もたくさんいる。この経験は無くならないので、そこは表現したい。チャンスをくれたジャイアンツのために、個人の成績も頑張るし、リーグ戦でも1試合1試合負けないようにやっていきたい」と、日本一に向けて力を込めた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

巨人移籍の松田宣浩を直撃!代名詞の「熱男」節は「ジャイアンツでも同じようにやっていきたい」