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これからの“キモノ”を着てほしい人に贈られるアワード「キモノイスト」の第2回授賞式が、“きものの日”にあたる本日11月15日に行われ、アイナ・ジ・エンドBiSH)らが登壇した。

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「キモノイスト」は2021年に新設された、未来の“キモノ”の発信者、新しく進化するこれからの“キモノ”を着てほしい人に贈られるアワード。着物が好きな人、似合う人に限らず、未来の“キモノ”を示唆し、モードファッションとしての着物の発信を担うアイコンをキモノイスト実行委員会が選考している。このアワードを通じて、着物をサステナブルかつグローバルに定着させることを目標としている。今年はアイナのほか、観月ありさ、プロサッカー選手・槙野智章(ヴィッセル神戸)、又吉直樹ピース)、吉岡里帆の5名が選ばれ、授賞式に登場。それぞれがモダンな着物をまとい、ランウェイウォーキングを行った。

アイナの受賞理由は「歌手、ダンサー、シンガーソングライターとして類まれなる表現力で世界を魅了する彼女の世界観、表現の源に、和文化や伝統、着物というモードを加えることを試みるため」。アイナがまとった着物は着物デザイナー・斉藤上太郎によるもので、解説として「アイナの少女と大人が混在するイメージを追求し、チープにならぬように基本を逸脱しないことを心がけた。常に新しいを生み出す現代アーティストと、着物というクラシックの共演。比類なき古典を生み出すに違いない」というコメントが司会より紹介された。

アイナはランウェイウォークを終え、「こんなに素敵な賞をいただけるとは思っていなかったので、本当に驚いています。日本人として生まれてきたので、お着物を着させていただく機会に触れられてとても幸せです。正直、あまりお着物に詳しくないので、ここで歩くのも緊張しました」とコメントした。その後、観月、槙野選手と3人でトークをした際には、「生きている間に上太郎先生にこんなものを作っていただけてうれしいです。この機会に着物について覚えていこうと思います。帯締めと帯揚げと。ここが私のお気に入りポイントなんですよ」と青い帯締めと帯揚げを指差して笑顔を見せた。

なお11月23日には東京・神田明神ホールにて展示イベント「キモノイストDAY」が催される。当日はフォトグラファー・大森直の撮影による「キモノイスト2022アワード」受賞者のキモノスタイルのポートレートと受賞者のために作られた着物の実物が展示される。

キモノイストDAY

2022年11月23日(水・祝)東京都 神田明神ホール

アイナ・ジ・エンド