人気海外ドラマ24 -TWENTY FOUR-』のファイナル・シーズンでCTU捜査官コール・オーティスを演じたフレディ・プリンゼJrが、本シリーズの主人公ジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドを痛烈に批判した。

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 10月全米放送の『スター・ウォーズ』アニメ・テレビシリーズ『Star Wars Rebels(原題)』でボイス・キャストを務めるフレディ。プロモーションのため、サンディエゴで開催されたコミコンに出席したが、ABC Newsとのインタビューで『24 TWENTY FOUR』のシリーズに触れ、「『24 -TWENTY FOUR-』をやったが、最悪だった。ちっとも楽しめなかった」と語った。

 その後、「キーファーはこの世で最もプロ意識に欠ける奴だった。陰口じゃなくて、彼に面と向かってだって言うよ。彼と共演した人は誰でも、そう言ったことがあると思うよ。あの後はショービジネスをやめたくなった。それでまあそうしたようなものだけどね」と続けた。

 Mail Onlineによると、フレディは『24』の後、アメリカのプロレス団体WWEビンス・マクマホンのもとでプロレス番組のプロデューサー兼ディレクターとして参加した時期があったそう。その後は海外ドラマイーストエンドの魔女たち』や『ボーンズ ―骨は語る―』などにゲスト出演した。

 フレディWWEの仕事はキーファーと共演するよりクレイジーだったが、少なくともマクマホンはクールで背が高かったとコメント。彼との共演では靴を脱ぐ必要はなかったが、キーファーとの場面では靴を脱ぐよう指示されたことがあったと明かし、「彼(キーファー)をリンゴ箱に乗せればいい。もしくは次は俺を雇わないでくれ。俺が6フィート(約183センチ)で彼が5フィート4インチ(約163センチ)なのは分かってるだろ。俺にどうしろって言うのさ」とまくし立てた。

 TMZで公開されたインタビューの音声は、そこで終わっており、フレディキーファーの間にどのようなトラブルがあったかは不明。Us Weeklyによると、過去には『24』の出演者でシーズン4にアダニ博士役を務めたショーレ・アグダシュルーが「彼(キーファー)と一緒に仕事するのは大変だと認識している。あの若者はかなり怒っていた。私だけではなく、他の人に対しても怒りをぶつけていた。彼は自分に怒っていて、それを投影しているという結論に至った」と語ったそうだ。

 今回の件を受け、キーファーの代理人は「キーファーフレディ・プリンゼ・Jr.と共演したのは5年以上前のことですが、彼(キーファー)がフレディの不満を聞いたのは今回が初めてです。キーファーフレディとの共演を楽しみましたし、彼の活躍を祈っています」と、報道陣向けに声明を発表したという。

共演中、実はピリピリしていた!?(※『24‐TWENTY FOUR‐』ファイナル・シーズン場面写真)(C)AFLO