水道管DXを創出した起業家が語る、水道の各国状況やインフラ革命の全貌とは? 水道管を「見える化」するDX技術を持つAIベンチャー「フラクタ」の加藤崇さんの著書、新潮新書『水道を救え』を11月17日新潮社より刊行いたします。

イラストは、著者のアメリカでの起業時の奮闘を伝えるコミックの一コマ。『REACH~無限の起業家』(原案:加藤崇、漫画:つのだふむ/高堀健太、制作:コルクスタジオ)より。
 蛇口をひねれば水が出る「当たり前」は維持できるのか。民営化すればなんとかなる?
 そんな心配をよそに、行動を始めた人がいます――

 危機的なアメリカの水道状況、世界の水道「メジャー」の戦略、イギリスの水道民営化の顛末、民営化はすべきか否か、経済合理性で考える日本の水道管、動き始めた日本の自治体とはいったいどこか――水道を巡る国内外の状況、水道の「今」を本書はまず伝えます。それなら何をすべきなのでしょうか。

 日本の水道管は総延長にして地球17周分、うち4周分は法定耐用年数の40年を過ぎています。ところが、地中に埋められた水道管は、材質や土壌、環境によって大きく寿命が異なり、交換の優先順位を的確に見極めなくてはなりません。今、その難題に挑むのが、水道管を「見える化」するDX技術を持つAIベンチャー、著者の率いる「フラクタ」です。全米82・国内34事業者が採用、その精度は世界一。水インフラ救世主、挑戦のドキュメント


■目次
1章 日本の水道インフラは今どうなっているか
2章 見えない水道管をいかにして読み取るか
3章 世界の水道インフラは今どうなっているか
4章 日本、動きはじめた自治体は何が違うのか
5章 日本の水道事業は民営化していくのか
6章 水道事業の「価値」を正しく知っているか
7章 水道インフラを守り続けられるか
最終章 フラクタと僕はなぜ走り続けるのか

■著者紹介
加藤崇 Takashi Kato
 早稲田大学工学部応用物理学科卒業。元スタンフォード大学客員研究員。東北大学特任教授(客員)。東京三菱銀行等を経て、ヒト型ロボットベンチャーの株式会社シャフトを共同創業、2013年11月には、同社を米国Google本社に売却し、世界の注目を集めた。

 2015年6月に、人工知能により水道配管の更新投資を最適化するソフトウェア開発会社(現在のFracta, Inc.)を米国シリコンバレーで創業し、CEOに就任。2018年5月には株式の過半(50.1%)を栗田工業株式会社に売却し、現在も同社をCEOとして経営。海外では「The Economist」「The Financial Times」「Bloomberg」「Fast Company」「CNBC」などにも取材される。著書に『未来を切り拓くための5ステップ』(新潮社)、『無敵の仕事術』(文春新書)、『クレイジーで行こう!』(日経BP)がある。2019年2月には、日経ビジネス「世界を動かす日本人50」にも選出された。米国カリフォルニア州在住。

■書籍データ
【タイトル】水道を救え AIベンチャー「フラクタ」の挑戦
【著者名】加藤崇
【発売日】11月17日
【造本】新書
【本体定価】858円(税込)
【ISBN】978-4-10-610973-7
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/610973/

配信元企業:株式会社新潮社

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