調査:「本場・本物の香港グルメ」にこだわる香港ワンタン麺専門店『陸記(ロッゲイ)』の「海老ワンタン麺」の旨さの理由とは? 本場の味の再現度は?

 東京都港区・芝大門に11月8日に新しくオープンした『陸記(ロッゲイ)』。こちらで絶品だと話題を集めるメニューが、香港グルメの代表料理として知られる「海老ワンタン麺」です。今回は、本場の味がどれだけ再現されているのか、そのこだわりぶりを調査してきました。

 大通りでもなければ飲食店が立ち並ぶ場所でもない場所に、ポツンと佇む『陸記』。訪れたのはお昼時でしたが、外まで行列ができていました。並んででも食べたい絶品のワンタン麺ということでしょうか。期待値は上がる一方です。

[食楽web]
[食楽web]

 店内すぐ横の券売機にあるメニューを見ると、基本的に「海老ワンタン麺」を中心としたメニューでラインナップされていました。今回は、海老ワンタンがたっぷり入った「海老ワンタン麺(5個)」をオーダー。いざ、実食!

立ち込める海老の香りとプリップリな海老ワンタンに昇天!

海老ワンタン麺(5個)1300円
海老ワンタン麺(5個)1300円

 店内はカウンターが8席、テーブル席が3卓(うち4人掛け1卓)あり、若い世代から年配の方まで幅広く、男女比も均等に店内を埋め尽くします。

 待つこと約10分弱で着丼。海老ワンタンが5個と青梗菜、刻みネギ、カリッと揚げた小エビが添えられ、器からは海老の香りが立ち込めています。待っている間にテーブルに添えられた「海老ワンタン麺 おすすめ食べ方」を熟読しておいたので、順番通りに食べていきましょう。

「まずはスープの旨味を」。ということなので、透き通ったスープをすすると、小エビの香ばしい風味がふわっと広がり、すぐさま塩っ気のある海鮮ダシの旨みが加わりました。思わず飲み干してしまいそうな旨さ。あっさりながら深みのあるスープの余韻を感じつつ、次に主役の海老ワンタンを味わいます。

美味しすぎる海老ワンタン、5個にしてよかった……
美味しすぎる海老ワンタン、5個にしてよかった……

レンゲワンタンをのせてフーフーしながら一口ずつ」。ツルツル、ぷるっとしたワンタンの中には、海老の身がびっしり。はね返ってくるようなプリプリの海老は食べ応え抜群。その食感と味わいは本場と同じなんだとか。1個目をシンプルに味わったあとは、まだ食べたい気持ちを抑えながら麺へ。

 麺は本場と同じように、ゴムのような弾力を感じられる極細麺。最後まで伸びることなく歯ごたえがあり、のど越しもよくさっぱりいただけます。細麺でも量はしっかり入っているので、満腹感もあります。

紅酢・ラー油・チリソースの味変で、海老ワンタンの旨み炸裂!

 おすすめの食べ方にそって紅酢・ラー油チリソースをいただき、「海老ワンタン麺」の味変を試してみましょう(今回コショウスープに混ぜました)。

 まずは、初トライの紅酢。レンゲにすくったワンタンにたっぷりかけていただくと、通常の酢よりもキレのある酸味でクセがなくすっきりした味わい。プリプリの海老ワンタンの味を消さず、あっさりと味わえました。

 ラー油は香ばしくピリッとした辛さが加わり、海老ワンタンとの組み合わせは間違いない美味しさ。チリソースのシビ辛さも、意外な味変として楽しめました。

 最後はスープラー油を加え、飲み干して完食。ご飯を加えて雑炊風にするのもおすすめだそうです。

 結論:本場の海老ワンタン麺を忠実に再現していることに加え、途中で様々な味変も楽しめます。是非また訪れたい一杯でした。

(撮影・文◎道面 梓)

●SHOP DATA

陸記

住:東京都港区大門 2-6-11 欧文ビル 1F
営:11:30~15:00、17:30~21:00
 土曜は11:30~15:00(昼のみ)
休:日曜・祝日
https://twitter.com/LokGeiHK

食楽web