長澤まさみが主演を務めるドラマ「エルピス―希望、あるいは災い― 」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)第5話が、11月21日(月)に放送される。

【写真】レストランを訪れた恵那(長澤まさみ)と斎藤(鈴木亮平)

連続殺人犯の冤罪疑惑を追う

本作は、スキャンダルによって落ち目となったアナウンサー・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが、10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪(えんざい)疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く社会派エンターテインメント。恵那と共に行動するうだつのあがらない若手ディレクター・岸本拓朗役として眞栄田郷敦、恵那と拓朗の先輩で報道局のエース記者・斎藤正一役として鈴木亮平が出演する。また、脚本は渡辺あや、演出は大根仁らが務める。

■「村井さんの言葉が重い」と反響

11月14日放送の第4話では、拓朗が事件について1人で突っ走ってしまい、落ち込む場面が。そんな拓朗に、チーフプロデューサーの村井(岡部たかし)は、拓朗の母校でいじめによる自殺が起きた際、拓朗がどの立場にいたのか尋ねる。「(いじめに)気づいてなかったっていうか…」としどろもどろに答える拓朗を村井が「逃げんな!向き合えよ!これができない限り、おまえは一生負け続けて終わるぞ」と怒鳴りつけると、拓朗は「僕は…裏切ったやつです」と涙ながらに話し、自分の過ちを告白するのだった。

SNS上ではこのシーンへの反響が集まり、「村井さんの言葉が重い」「村井さん結構いいやつ」「岸本くんの目から光が消えてしまった」「拓朗の変貌にゾクゾクしました」という声が。

また、4話のラストにチェリーことさくら(三浦透子)がベランダから落ちたのか、「ドサッ」という音と共に地面に倒れている姿が映し出され、「チェリーちゃんの安否が心配」などという声も上がっている。

■注目の第5話では――

松本死刑囚(片岡正二郎)の再審請求が棄却され、責任を感じたチェリー(三浦透子)が自殺を図る。しばらくすると、拓朗(眞栄田郷敦)らも特集の続編を制作することを禁じられ、抗えない大きな力に脅威を感じた恵那(長澤まさみ)は、制作中止の理由も問わぬまま、上層部の決定を静かに受け入れる。だが、世間の反響が大きく視聴率も良かっただけに、拓朗はどうしても納得できない。

行き場のない正義感をまとった拓朗は、単独で、事件の目撃証言をした西澤正の身辺を調べ始める。すると、西澤がかつて、事件のあった八頭尾山のふもとの町に住んでいたことが判明。さらに現地で聞き込みを続けると、西澤の息子・健太の親友だという男が現れ、西澤の新たな顔が浮かび上がってくる。そこに、わずかな望みをかけた拓朗は、男を介して、ある人物に接触を試みることに。

一方の恵那は、元恋人の斎藤(鈴木亮平)と再び良好な関係を築き始めていた。その矢先、同期で報道部の滝川雄大(三浦貴大)から、斎藤が警察に多大な影響力を持つ、とある大物政治家と親密な関係であることを聞かされる。

――という物語が描かれる。

公式HPなどで見ることができる予告動画では、「八頭尾山の特集は正式に中止が決定しました」と番組の会議で告げられ、拓朗が「なんでですか?詳しい理由を教えてくださいよ」と詰め寄る。しかし、その後のカットでは、いつも威勢のよかった拓朗が生気が無い様子で、ひげも伸ばしたまま、髪もボサボサの姿になっている。

また、「権力者が絡んでるってこと?」という恵那の声も聞くことができる。

「エルピス―希望、あるいは災い― 」第5話は、11月21日(月)夜10:00よりフジテレビ系で放送。

「エルピス」第5話より/(C)カンテレ