アンドルー王子が先週、極秘で中東のバーレーン王国を訪問していたことが明らかになった。王子は友人が所有するプライベート機に乗り、バーレーン王室が全額負担した豪華ホテルに滞在したという。王子は、エネルギー危機に晒されている欧米と石油資源の豊富な湾岸諸国との間に立つ、非公式な“仲介役”になることを狙っていると囁かれている。

英メディア『The Sun』が現地時間19日、ヨーク公アンドルー王子が先週、友人であるスイス人億万長者トーマス・フローア氏(Thomas Flohr、62)が所有するプライベート機に乗り、英国から湾岸王国バーレーンへ発っていたと報じた。同氏はプライベートジェット会社「VistaJet」の創業者であるため、王子は同社の航空機を使用したとみられている。

現地では王子の長年の友人であるバーレーン王族から“主賓”として歓迎され、5つ星ホテルを全額負担されるなど豪華なもてなしを受けたという。

アンドルー王子が英国外に出たのは、未成年少女の人身取引疑惑で逮捕された米富豪の友人ジェフリー・エプスタイン被告が2019年8月に獄死した数週間後、ゴルフ旅行のためにスペインを訪れて以来のことだ。

王子はエプスタイン被告との関係で未成年少女への性的虐待疑惑が浮上後、王族としての地位を剥奪された。そのため今回のバーレーン訪問は記録されず、非公式のものとなった。

今年8月、英誌『Private Eye』は、アンドルー王子の友人で2001年から2011年まで英国貿易特使を務めた人物が「彼は政府の国際貿易・投資担当特別代表に再び就任することを夢見ている」と明かしたと報じていた。

『The Sun』によると、今回の極秘訪問についてある情報筋は、王子がサウジアラビアに石油生産量を増やすよう説得する“仲介役”として、自らを売り込むためだと話しているという。

しかし別の人物は「エプスタインとの関係が明るみに出た時、世間の恥ずかしさから身を隠すために最初に考えたのがバーレーンだった」と、王子が癒しの場所である中東で休暇を過ごしただけだと説明している。

また別の関係者は、今回の旅行について次のように語っているという。

アンドルー王子はもはや広い交友関係を持っていませんが、王室には団結するという習性があります。彼は長年バーレーン王室と親交があり、同国への旅行をいつも楽しんでいます。バーレーンには女王の息子に忠実な人達がいるため私腹を肥やしているのです。」

王子はバーレーン王国の首都マナーマにある豪華ホテル「フォーシーズンズ ホテル バーレーン ベイ」に滞在したとみられている。同ホテルのロイヤルスイートは1泊8600ポンド(約143万円)で、24金のカップに入ったコーヒーが提供される。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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