女子高校生の釣り同好会を舞台にした青春小説「女子高生の放課後アングラーライフ」(井上かえる著/角川スニーカー文庫)が、2023年実写映画化されることが決定。同作で、初主演にしてスクリーンデビューとなる十味(#2i2)とまるぴがW主演を務め、城定秀夫監督がメガホンをとる。

【写真】同じ事務所に所属する十味、まるぴが映画初出演でW主演を務める

■「女子×釣り」がテーマ

本作のテーマは、昨今ブームとなっている“釣り女子”。原作の「女子高生の放課後アングラーライフ」は、女子×釣りをテーマに、ガール・ミーツ・ガールの友情物語をすがすがしく描いた小説で、KADOKAWAが主催する第26回スニーカー大賞で優秀賞を受賞したライトノベル

ストーリーは、いじめに遭い、人間不信となった女子高校生が、地方の漁港町への転校をきっかけに、新たな友人関係を見つけ、段々と自分を取り戻していく物語。作中には、友情、成長、何かに夢中になるということ、他人を思いやることといった、青春物語の王道がたくさん散りばめられている。

■4人の女子高校生の青春物語

主人公・追川めざしを演じる十味は、グラビアアイドルとして多くの雑誌の表紙・グラビアを次々と飾り、アイドルグループ・#2i2の中心メンバーとしては今秋全国ツアーを敢行するなど、多方面で活躍。

もう一人の主人公・白木須椎羅を演じるまるぴは、デビューから1年という短さで、グラビア、ドラマ出演、NHK「熱血バスケ」の応援隊に就任するなど人気沸騰中。

そんな二人がスクリーンデビューにして、初めての主役に挑む。十味演じるめざしは、少し“陰キャ”な女子高校生まるぴ演じる椎羅は、歯切れの良い関西弁の女子高校生に挑戦する。

共演は、城定監督の青春映画「アルプススタンドのはしの方」で好演を見せた平井珠生が間詰明里を、秋元康プロデュースのアイドルバンド“ザ・コインロッカーズ”のドラマーから俳優業へと乗り出した森ふた葉が汐見凪を演じ、メインキャストとして4人の女子高校生の青春物語を盛り上げる。

そして、めざしの母役を中山忍、父役をカトウシンスケ、地元の兄貴分を宇野祥平、椎羅の母役を西村知美というベテラン俳優がそろい、脇を固める。

■十味(追川めざし役)コメント

私自身、主人公・めざしのように人の顔色を伺って生活した時期もあって、そんなめざしの青春の形にすごく感情を動かされて…私の全部を使って伝えたい!って思いました!

初映画初主演、まだまだ未熟な私ですが、監督はじめたくさんの方に支えていただいてできる大切な作品です。見てくれる皆さんにもめざしの心情だったり、アングラ女子会の友情を伝えられたらうれしいです。

映画ぜひ見てくださいね!

まるぴ(白木須椎羅役)コメント

椎羅は明るくて良くも悪くも真っすぐなところなど似ている部分が多くありました。それゆえに、まるぴではなく「椎羅らしく」、私とは異なる部分を表現するのがとても苦労しました。監督やキャスト、スタッフの皆さんの支えもあり、自分の中では全てを出し切って白木須椎羅になれたと思ってます!

椎羅を愛してもらえたらうれしいです!

そして、関西弁にも苦戦しました…。

ぜひ、そんな椎羅に注目して、劇場でご覧ください!

「なあなあみんな、一緒に釣りせぇへん?」

■平井珠生(間詰明里役)コメント

城定監督の作品には、「アルプススタンドのはしの方」以来の出演になります! 本当にうれしい…!

「放課後アングラーライフ」は、高校生の女の子4人が釣りを通して友情を育んでいく物語なのですが、人生初の釣りもすごく楽しくて、役柄も私にとって新たな挑戦があったキャラクターなので、いろんなことを考えながらも日々新鮮に現場にいさせてもらっていました!

映画、ぜひ見てください!

■森ふた葉(汐見凪役)コメント

音楽の世界から飛び出して初めての映画出演ということで、とても緊張しましたが、毎日たくさんの学びがあり、すごく濃く、楽しい、キラキラした撮影でした。

友情の美しさ、相手を思いやる大切さ。

人として大切なことをもう一度確認させてくれる作品です。

映画「放課後アングラーライフ」ぜひご覧ください!

■原作者・井上かえる氏コメント

映画化のお話をいただいたときは本当に驚きました、そしてうれしかったです。自著の映画化は私の夢でしたので。どんな「アングラーライフ」が見られるのかと、すごく楽しみです。

■城定秀夫監督コメント

先日撮影を無事終えました。フレッシュな女優さんたちの頑張りはすべてカメラに収めさせていただきました。また傑作を作ってしまいました。

■ストーリー

「みんなは、私の大切な友達です」

釣りを通じて女子高生4人が紡ぎだす瑞々しくもほろ苦い――

青春と友情の物語。

同級生からいじめの標的にされ、関西の高校に転校した追川めざし。登校初日、同じクラスの白木須椎羅に「これは運命やでっ! めざしちゃん!」と迫られ、そのまま彼女が会長を務める海釣り同好会「アングラ女子会」に入会することに。

同好会のメンバーであるクール系女子・汐見凪と副会長で勝気な性格の間詰明里から釣りの基本を教えられ、女子高校生アングラーとしての生活をスタートさせる。めざしは少しずつ魚釣りの面白さと、彼女たちのボケとツッコミが入り乱れる楽しい雰囲気に居心地の良さを感じ始める。

映画「女子高生の放課後アングラーライフ」メーキング写真/(C)映画「放課後アングラーライフ」製作委員会