2022年11月18日、「ポケットモンスター(以下、ポケモン)」シリーズの最新作である「ポケットモンスター スカーレット」と「ポケットモンスター バイオレット」が、Nintendo Switch向けに発売となった。発売までの間、新たな情報が公開されるたびにワクワクが止まらなかった方も多いのではないだろうか。かく言う筆者もそのひとりである。というわけで今回は、そんな筆者が「ポケモン スカーレット・バイオレット」を実際にプレイしたファーストインプレッションをお届けしたい。なお、今回は「スカーレット」バージョンをプレイしてのレビューとなるため、その点はあらかじめご留意いただきたい。

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広大な世界を思うままに大冒険! オープンワールドとフリーシナリオで圧倒的な“自由”が楽しめる


ポケモン スカーレット・バイオレット」は、人気RPG「ポケットモンスター」シリーズの最新作である。

1996年ゲームボーイ向けタイトルとして発売された「ポケットモンスター 赤・緑」からその歴史が始まったポケモンは、今やゲームだけにとどまらず、アニメ、カードゲーム、キャラクターグッズなどさまざまな展開がされている大人気作品であり、ポケモン関連のゲームソフトの全世界累計出荷数は、なんと4億4000万本以上にのぼるという。

これからご紹介する「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」は、前作に当たる「ポケモン ソード・シールド」の発売から実に3年ぶりのシリーズ完全新作ということで、ポケモンファンやゲーマーのみならず、全世界の老若男女から大注目を集めるタイトルとなっている。



ポケモンシリーズといえば、世界の至るところに生息する不思議な生き物「ポケモン」を捕まえて、集めて、育てて、バトルをするという独特のシステムが、言わずと知れた最大の特徴だ。本作「ポケモン スカーレット・バイオレット」は、そんなシリーズおなじみのシステムはもちろんそのままに、さまざまな新要素、新ポケモン、新システムが、これでもかとばかりにギュギュッと詰め込まれている。


カントー地方」や「アローラ地方」、「ガラル地方」など、作品ごとに異なる地方が舞台となるポケモンシリーズだが、本作の舞台となるのは壮大な自然と豊かな街並みが織り成す「パルデア地方」だ。主人公であるプレイヤーは、パルデア地方最古の学校である「オレンジアカデミー/グレープアカデミー」の学生となり、課外授業である「宝探し」のために冒険へと旅立つこととなる。学園生活が物語の根幹である、いわゆる“学園モノ”の形式を採用したことは、これまでのポケモンシリーズにはなかった新鮮なワクワク感を与えてくれるポイントでもある。



そんな本作の特徴といえば、なんと言っても「オープンワールド」だろう。


現代のゲームにおけるトレンドのひとつと言える“オープンワールド”について改めて簡単に説明しておくと、「移動制限のないフィールドをプレイヤーが自由かつシームレスに探索し、攻略を進められるように設計されたゲームデザイン」のことだ。


昨今ではアクションやRPGにとどまらず、レースゲームやアドベンチャーゲームでもオープンワールドのスタイルをとる作品が増えているが、ポケモンシリーズに実装されるのは実は今作が初となる。これによりプレイヤーは、ゲームの序盤からどこへでも好きな場所へ自由に向かい、さまざまなポケモンと出会うことが可能となった。ポケモンシリーズが持つ「冒険感」という大きな魅力が、オープンワールドスタイルと融合したことでさらに深まったように筆者は感じた。



オープンワールドとともに、本作には「フリーシナリオ」システムも搭載されている。一般的なRPGでは、ストーリーは基本的に一本道であり、プレイヤーは決められた順番で物語をなぞりながらゲームを進めていくこととなるわけだが、「フリーシナリオ」の場合、決められた順路がなく、プレイヤーが自由に好きな順番で物語を進めていくことができる。これまでのポケモンシリーズでは、決められた順番で各地のジムにチャレンジしていくというのが基本の流れだったわけだが、本作ではパルデア地方に存在する8つのジムのうちの、どこからでもチャレンジしていいのだ。これは、これまでのポケモンシリーズのプレイヤーからすると、画期的なシステムではないだろうか。

実のところ筆者は、ポケモンシリーズ自体は好きではありつつも、「決められたジムに順番に挑んでいく」という昔ながらの王道RPGスタイルにちょっと飽きがきていた節もあったため、とりわけこのフリーシナリオの導入を楽しみに感じていたのだ。



さらに、今作はジムにチャレンジしてチャンピオンを目指す「チャンピオンロード」ストーリーのほかに、2つの大きな物語が存在する。


そのひとつが、「レジェンドルート」だ。これは、アカデミーの同級生・ペパーとともに、食べればたちまち元気になるという「秘伝スパイス」という食材を探すというストーリー。食材探しと聞くと、ジムへのチャレンジと比べるとなんだか容易そうなイメージを持つかもしれないが、秘伝スパイスパルデア地方の各地に生息する“ヌシポケモン”が守っているため、そう簡単には手に入らない。手強いヌシポケモンを相手に繰り広げられるド迫力のバトルと、ペパーが秘めた、とある物語が展開していくのが、レジェンドルートの魅力となっている。



もうひとつのストーリーは、「スターダストストリート」だ。 これは、学校のやんちゃな生徒たちが結成した「スター団」が各地に構えるアジトに乗り込んで、彼らに立ち向かうというストーリー。


スター団にはいくつかの組があり、それぞれの組に統率するボスがひとりずついるのだが、ボスと戦うためにはまず、“団ラッシュ”と呼ばれる特殊な戦いで、スター団のしたっぱたちに勝利しなければならない。これは、後述する本作の新要素のひとつ「レッツゴー」を用いて、制限時間内に決められた数のポケモンを倒すというルールだ。


団ラッシュを制するといよいよボスのおでましとなるが、見た目も性格も個性豊かなボスたちのキャラクター性と、バトルに勝利することで徐々に明かされていく彼ら自身のストーリーが、この「スターダストストリート」の魅力となっている。



以上の「チャンピオンロード」「レジェンドルート」「スターダストストリート」の3つの物語が、本作のメインとなるシナリオである。プレイヤーはこれらの中からひとつを選んで順番に攻略していく……というわけではなく、オープンワールドかつフリーシナリオである本作では、プレイヤーはこの3つの物語をどれから選んでもよく、さらにはどういう選び方をしてもよいのだ。


たとえば、とあるジムを攻略したあと、近くに生息するヌシポケモンと戦い、それが終わったら少し進んだ先にあるスター団のアジトに乗り込んで……といった具合だ。もちろん、まずはチャンピオンロードに集中して、すべてのジムを攻略してからレジェンドルートに取りかかる、というようなプレイでもかまわない。用意された3つの大きな物語を、プレイヤーは好きなように自由に進めていくことができる、というのが本作「ポケモン スカーレット・バイオレット」の醍醐味なのだ。


さらに極端に言えば、どのシナリオにも取りかからず、ただひたすら各地を巡ってポケモン集めに専念するようなプレイだってできる。物語をどんどん進めていくもよし、大いに寄り道をするもよしという、オープンワールドならではの「何をするも、しないも自由」という懐の深さこそ、本作最大の特徴と言えるだろう。



さらに、本作はマルチプレイにも対応している。これまでのポケモンシリーズにも、それこそ「赤・緑」の時代から対戦や交換などの対人要素は存在していたが、本作はそれだけにとどまらず、最大4人までのプレイヤーで、一緒にフィールドを駆け巡り、冒険をすることが可能となっているのだ。家族や友人とともに広大なポケモンの世界を冒険する体験は、これまでのシリーズでは味わえなかった新鮮なものであり、ポケモンの楽しみ方に新たな、そして計り知れない大きな可能性が加わったと言えるだろう。



宝石のようにポケモンが輝く“テラスタル”がバトルに新たな戦略を生む!


Zワザ」や「ダイマックス」など、作品ごとに登場するバトル要素もポケモンの楽しみのひとつだが、本作には「テラスタル」という特有の新要素が加わった。

テラスタル」とは、ポケモンたちが宝石のように光り輝くパルデア地方特有の現象であり、登場するすべてのポケモンテラスタルすることで、特別な力を手に入れることができる。
テラスタルするとどうなるのかというと、ポケモンの頭部にテラスタルジュエルが発生し、体表がカットした宝石のようにきらめくとともに、ポケモンのタイプが「テラスタイプ」へと変化する。たとえば、本作の早期購入特典としてプレゼントされた特別なピカチュウは、「でんき」タイプのポケモンだが、テラスタルすると「ひこう」タイプへと変化するのだ。テラスタル後は、テラスタイプと同じ技の威力が強化され、もともとのタイプと同じタイプにテラスタルした場合は、さらに強力になる仕組みとなっている。



テラスタルは使用するとバトル終了時まで効果が永続するが、バトル中に一度しか使うことができないため、使うタイミングが重要だ。ポケモンのタイプを変えられるこのテラスタルは、タイプ相性を覆すことで対戦相手の意表を突いたり、技や特性との組み合わせ次第でさまざまな戦略を立てることが可能になるため、バトルに深さと面白さが大きくプラスされていると筆者は感じた。また、バトルの鍵を握ると同時に、「特定テラスタイプのポケモン捕獲」というやりこみ要素としても機能しているのが本システムの面白いポイントだ。



テラスタル関連では、「テラレイドバトル」というものがある。これは制限時間の中で4人のプレイヤーが協力してテラスタルしている野生のポケモンと戦う特殊なバトルだ。制限時間内に倒すことができれば、テラスタルポケモンをゲットするチャンスが訪れ、さらにさまざまなアイテムを入手することもできる。そんなテラレイドバトルの特徴は、いつものコマンドバトルではありつつも、ほかのプレイヤーの行動選択を待たずに行動をし続けられるシームレスなバトルシステムになっているという点だ。仲間の能力を上げたり、回復をしたりなど、ほかのプレイヤーの状況を見ながら息を合わせた行動をすることが勝利の鍵となっており、通常のバトルとはひと味違った手に汗握る展開が楽しめる。



このテラレイドバトルでは「おうえん」という特別なコマンドが使える。これはポケモンの技を出す代わりにプレイヤーみずからが行うアクションで、「攻撃・特攻アップ」「防御・特防アップ」「回復」の3種類で味方全員をサポートするというもので、1回のテラレイドバトルで3種類の「おうえん」を計3回まで使用可能となっている。この「おうえん」の存在によって、自分のポケモンが補助系の技を覚えていないような場合であっても、気軽に仲間とともにテラレイドバトルに挑める仕組みとなっており、戦い方の幅を広げるとともにレイドバトル参加への心理的ハードルを下げる役割を担っている。



バトルに関連する新要素としては、「わざマシンマシン」についても触れておきたい。
わざマシン」といえば、シリーズではおなじみのポケモンに技を覚えさせるためのアイテムだが、本作ではフィールドに点在するポケモンセンターに設置された「わざマシンマシン」という装置にアクセスすることで、わざマシンを自分で作ることができるのだ。野生のポケモンたちを倒すことで得られる「ポケモンのおとしもの」と、道中のさまざまなタイミングで入手できる「LP(リーグペイ)」という通貨を消費することで、いろいろな「わざマシン」を作れる仕組みになっており、素材を集めて自分の好きなわざマシンを作るというクラフト要素的な楽しさも味わえる。



パルデア地方には個性豊かな新ポケモン多数! ピクニックで絆を深めよう!


オープンワールドやフリーシナリオ、テラスタルなど、ここまでは本作のシステム的な特徴を中心に紹介してきたが、登場するポケモンたちのバトル面だけではない魅力、すなわち「かわいらしさ」と「かっこよさ」も、ポケモンシリーズを語るうえでは欠かせない要素である。

事実、本作発売前に公開された、いわゆる“御三家ポケモンたちのビジュアルのかわいらしさは、SNSを中心に大きな話題を呼んだ。プレイヤーはゲーム序盤に、きまぐれで甘えん坊な、くさねこポケモンニャオハ」、のんびりやでマイペースな、ほのおわにポケモンホゲータ」、きまじめできれい好きな、こがもポケモンクワッス」の3匹の中からパートナーを1匹選ぶこととなるわけだが、ゲームを始める前に「この子にしよう!」と心に決めていても、いざゲーム内で動く3匹のかわいらしさを目の当たりにすると、グラグラと心が揺れ動いてしまうことだろう。



これら3匹は本作で初登場となるポケモンだが、言わずもがなパルデア地方にはこれまでのシリーズには登場しなかった新たなポケモンがほかにも多数存在する。宝箱のような見た目をした「コレクレー」、普段は地中に潜んでいる、おばけいぬポケモン「ボチ」、へそのように見える器官で発電をする、でんきがえるポケモンハラバリー」などなど、個性豊かな未知のポケモンたちとの出会いは、冒険の醍醐味だ。気になるポケモンを求めて広大なオープンワールドのフィールドを駆け巡るのも、本作ならではの楽しさと言えるだろう。



そんな個性豊かなポケモンたちに関係する本作の新システムが、「レッツゴー」だ。本作では、手持ちの先頭に配置したポケモンをフィールド上で連れ歩くことができるのだが、レッツゴーを使うことで主人公が指差す先にポケモンを向かわせることができる。指示を受けたポケモンはアイテムを拾ってきたり、近くの野生ポケモンと自動でバトルを行う「おまかせバトル」をしてくれたりする。この「おまかせバトル」は、通常のコマンドバトルに入ることなく一瞬でバトルを行ってくれる機能で、これを用いることで効率的かつスピーディーな経験値稼ぎが可能となっている。



さらに本作では、ポケモンとふれあって絆を深める「ピクニック」をフィールド内でいつでも自由に行うことができる。
ピクニックでは、手持ちのポケモンたちをフィールドに出して、しゃべりかけたり体を洗ったりすることでコミュニケーションをとれるほか、カメラアプリで写真撮影をすることもでき、ポケモンたちのかわいらしさを思う存分堪能できる。

また、ピクニックでは、街のショップなどで入手した食材を使ってミニゲーム形式のサンドウィッチ作りを行うことが可能だ。思わずおなかが減ってしまう、おいしそうなサンドウィッチをいろいろ作れるのだが、このサンドウィッチは食べることで、特定のタイプのポケモンをゲットしやすくなるなど冒険に役立つ効果も得られる。使える具材の種類はかなり多く、また、サンドウィッチは冒険中に覚えたレシピどおりに作ることも我流で自由に作ることもできるので、このサンドウィッチ作りだけでガッツリ遊べてしまうほどのボリュームがある印象を受けた。料理ゲーム好きはもちろんのこと、クラフト要素が好きな人ならとことんはまってしまうのではないだろうか。



ココがスゴい!「ポケモン スカーレット・バイオレット」の筆者的推しポイント


さて、ここからは、本作における「筆者的推しポイント」を紹介していこう。

 

1、快適で飽きのこない作りのオープンワールド

筆者の一番の推しポイントは、なんと言っても本作の目玉のひとつである「広大なオープンワールド」だ。ゲーム開始後、主人公がアカデミーに入学して諸々のイベントを終えるまでは基本的に一本道の構成となっているが、このチュートリアル的な一本道を終え、いざ課外授業スタートとなったその瞬間の高揚感たるや、すさまじいものがあった。「さまざまなポケモンたちが暮らす広大でまだ見ぬ世界をこれから自由に冒険できるんだ!」というこのしびれるような感動は、本作でしか得られない貴重なゲーム体験だ。本編の内容自体が面白いのはもちろんなのだが、この旅立ちの瞬間を味わうためだけにでも本作を購入する価値が十分あると筆者は強く感じた。



いっぽう、オープンワールドスタイルのゲームは、自由を謳歌できる半面、快適さが損なわれると途端にプレイに苦痛を感じてしまうおそれもある。その点でいうと、本作はあらゆる部分が快適に感じられるよう配慮して作られているので安心だ。

たとえば、課外授業スタート直後にすぐコライドン/ミライドンに乗って移動ができたり、訪れたことのある一部の場所には「そらとぶタクシー」を使って、いつでもどこからでもファストトラベルが可能であったりといった具合に、移動に関するストレスは極力排除されている。
また、街への出入りや野生のポケモンとのバトルなど、これまでのシリーズでは画面の切り替えが入っていたような部分についてもシームレス化がなされており、オープンワールドへの没入感が損なわれない快適な作りが実現されている。
また、フィールドには、野生のポケモンがいるのはもちろんのこと、至るところにアイテムやテラレイドバトルに挑める結晶があったりと、プレイヤーの興味を引きつけるものが多数配置されていて、飽きることなく探索が楽しめる作りとなっている点も見逃せないポイントだ。「ノンストレスで飽きのこない自由なオープンワールド」という、理想的な形が実現されているように筆者は感じた。



2、遊びやすく変化を遂げたシリーズおなじみの要素の数々

先述した「わざマシンマシン」や、街やバトルのシームレス化もそうだが、本作はこれまでのポケモンシリーズでおなじみだった要素に対して大胆にメスが入れられている点が多くある。

たとえばそのひとつが、ポケモントレーナーとのバトルである。これまでのシリーズでは、道中に立っているトレーナーと目が合うと強制的にバトルがスタートする仕組みだったが、今作では自分からトレーナーに話しかけるまではバトルが発生しない形に変わった。目が合うとバトルを仕掛けてくるトレーナーの存在は、シリーズの伝統的な要素であったため、今回の変更に寂しさを感じるプレイヤーもいるとは思うが、オープンワールドでの快適さを優先するとこの変更は大いにアリだと筆者は個人的に感じた。



さらに、今作はこれもまたシリーズおなじみである「ポケモン図鑑」についても変更が施されている。
これまでのシリーズのポケモン図鑑といえば、捕まえたポケモンの名前がずらっと並ぶようなシンプルな見た目だったが、今作のポケモン図鑑は捕まえたポケモンたちの図鑑が本棚のような場所に並んでいく、スマホの電子書籍アプリ風のインターフェイスに変わっている。

さらに、各図鑑はポケモンの写真が大写しされた雑誌の表紙風のおしゃれなビジュアルになっていて、眺めているだけでも楽しくなってくる。筆者は個人的に今回のこの図鑑のインターフェイスが非常にツボにはまっており、是が非でも全ポケモンを集めたいという収集欲を掻き立てられている。



上記であげたほかにも、今作は、システムや世界観によりマッチする形へ従来の要素に変化を加えた点が見受けられる。ポケモンファンの中では賛否が分かれる部分もあるかもしれないが、筆者は個人的には、快適さや遊びやすさといった観点から見るとどれも成功しているのではないかと感じた。


「ポケモン スカーレット・バイオレット」で“あなただけの冒険”に出かけよう!


というわけで、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」のファーストインプレッションをお届けした。

 

冒険や探索、ポケモンの収集・育成といった伝統的なポケモンの面白さはそのままに、オープンワールド化やマルチプレイなど野心的な新要素がたっぷりと詰め込まれた本作。発売前、新情報が公開されるたびにワクワクが止まらなかった筆者だが、発売後、実際にプレイをしてもなお、まだまだワクワクが止まらない状態でいる。ポケモンファンの方はもうすでにプレイをされていることと思うが、ポケモンシリーズをまだプレイしたことがない方や、ゲームボーイNintendo DS以来、ポケモンに触れていないというような方もぜひ、この「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」をプレイしてみてほしい。きっと、革新的な進化を遂げたポケモンの世界のトリコになってしまうはずだ。

筆者:百壁ネロ
ゲーム買いすぎちゃう系フリーライター。現在積みゲー300本以上。小説家でもあります。著作は「ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話」(PHP研究所)、「ごあけん アンレイテッド・エディション」(講談社)など。
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「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」ファーストインプレッション ポケモン最新作はシリーズ初のオープンワールド! 自由な冒険にワクワクが止まらない