中国の計測機器大手、威勝控股(03393/香港)が11月21日メキシコ、ブラジル、タンザニアでそれぞれスマートメーターの受注に成功したことを発表した。
 
 同社の公告によれば、メキシコに設立した完全子会社が今月、メキシコ連邦電力委員会(CFE)から約3億5000万人民元のスマートメーター導入プロジェクトを受注したCFEはメキシコ国内で約5000万のユーザーにサービスを提供している。

 また、ブラジルに設立した完全子会社が今月、ブラジルの電力会社Celescなどから約2000万元のスマートメーター導入プロジェクトを受注した。Celescはブラジル南西部の電力会社で、約2600万のユーザーを持つ。
 
 さらに、タンザニアにある関連会社が今月、現地の電力供給会社Tanescoから約3000万元のスマートメーター導入プロジェクトを受注した。Tanescoはタンザニア唯一の国有電力会社で、約1500万のユーザーをカバーする。
 
 3件の受注総額は4億元となる。海外でのスマートメーター受注が相次いだことについて、同社はブランドの国際化、海外顧客からの高い認知度の表れだと評している。

 同社の2021年12月期の売上高は45億9076万元(同期比16.26%増)、純利益は2億6808万元(同15.96%増)。22年1〜6月期の売上高は25億5200万元(前年同期比23.58%増)、純利益は1億4331万元(同16.38%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

計器大手の威勝控股、メキシコ・ブラジル・タンザニアで電力スマートメーター受注