エピファネイアもこのレース出身ですから、また名馬が生まれるかもしれないと思ったのは、ちょうど10年になるという節目でもあるという無理な理由ですが、そこで注目しているのは、前走は稍重でしたけれど今回と同じ阪神2000mで勝ったキタサンブラック産駒のグランヴィノスです。前走は後方と言っても9頭立てのレースでしたから、今回で言えば中団辺りになりますが、末脚を使ってごぼう抜きでまだ余裕があったように見えました。稍重という事もありスローペースでしたが、鞍上がそれを感じ取ったようで途中から押し上げる事に素直に応じて、前を射程圏内に収めるとまたスピードを合わせていたので、素直な性格なのかもしれません。2歳でここまで調教が上手く行っているのは凄く有利だと思います。

 それとナイトキャッスルもスクスクと育っているようですし、阪神では2連勝しているコスモサガルマータが初戦の中京左の1600mはダメでしたが、右回りで連勝しているので得意なコースなのかもしれませんし、前走紫菊賞組はこのレースの常連で、2歳戦ですが阪神での上がりタイム実績は最も速いです。他にもラブリーデイ産駒のグリューネグリーンは、M.デムーロ騎手が初戦から今回で3戦目なのでこの馬に何かを感じているのかもしれません。それに宝塚記念ラブリーデイが忘れられないので、どうしても気になってしまいます。阪神は初めてのコースになりますが、ラブリーデイの仔ならきっと上手く走ってくれると無茶な予想ですが信じています。

 とは言え、昨年のレースは大荒れで、固いレースのイメージもありますが油断せず穴馬も狙います。アレクサが2戦ともダートで芝経験がないので、まだ分かりませんから、逆にどんでん返しならこの馬かもしれません。それと前走百日草特別2着のロードプレイヤーと前走札幌2歳S6着のビキニボーイが、前走の持ち時計は速くはありませんが、過去のデータだと前走のタイムは合格点です。

ワイドBOX 6グランヴィノス、7グリューネグリーン、10コスモサガルマータ
ワイドBOX 15ビキニボーイ、14ロードプレイヤー、13ナイトキャッスル
ワイドBOX 6グランヴィノス、1アレクサ、11アイルシャイン

藤川京子