工場・作業員

世の中にはさまざまな種類の仕事があるが、なかには危険なものも…。母親思いだった優しい女性が食品工場で死亡していたことを、『The Daily Star』など海外メディアが伝えている。


■優しく明るかった女性

ブラジルで暮らしていたラファエラ・アルベス・ドス・サントスさん(24)は、おしゃれなファッションや香水が好きで、自信家でだった。

しかしとても愛情深く優しい女性でもあり、離れて暮らす母親に「母さんおはよう」とメッセージを送るのが日課だったという。


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■夢を叶えるために引っ越しも

ラファエラさんは看護系の仕事に就くため訓練を受けたこともあったが、5月には姉、そしていとこたちと一緒に別の土地に移り住んだ。

「よそで理想的な仕事を見つけさえすれば、母さんの面倒も見てあげられる」。そう信じていたラファエラさんは食品を扱う工場の仕事に就き、せっせと働くようになった。


■ベルトコンベアに巻き込まれ死亡

17日のこと、ラファエラさんはいつものように出勤。ジャガイモを乗せて移動させるベルトコンベアの前に立っていたが、バランスを失って倒れ込んでしまった。

機械はその直前までオフになっていたが、いきなりオンになり猛スピードで動き始めたせいで、ラファエラさんは降りるチャンスを逃した。そして、あっという間にジャガイモをカットする機械に巻き込まれてしまった。

直後に機械の一部に押しつぶされ、ラファエラさんは死亡。特に頭部の怪我がひどかったと報じられた。


■警察も調査を開始

工場で機械の操作を担当していたスタッフたちにも、なぜ機械がオンになったのかはまったく分からないという。当局もこの事故について調査を開始しているが、原因などの断定には至っていない。

報道でラファエラさんの事故死について知った母親は、19日に埋葬し見送ったと公表。「娘からのモーニングメッセージはもう来ません」と、悲しみをこらえてコメントした。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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