世界的に盛り上がりを見せているウイスキー市場。スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキー人気も続いていますが、今じわじわと伸びているのがバーボン。
代表的ブランドであるワイルドターキーは今年、かつて人気だったバーボンを復活させたほか、数量限定のスペシャルな1本を発売するなど、攻めの姿勢でウイスキー市場を賑わせています。もしかしたら来年はバーボンの年になるかも!? 波に乗り遅れないよう、いち早くチェックしておきましょう!
バーボンとは?
バーボン(バーボンウイスキーともいいます)はアメリカで作られているウイスキーの1種。アメリカではバーボンの定義が法律で定められており、例えば原料の穀物中にトウモロコシを51%以上含む、内面を焦がしたホワイトオークの新樽を使うなど。それら条件をクリアーしたウイスキーがバーボンと名乗ることを許されます。
また、ウイスキー界では、世界5大ウイスキーという言葉があります。世界的なウイスキー生産国である5つの国(スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本)と、その国で作られるウイスキーのことを指します。アメリカンウイスキーは世界的な知名度を誇るウイスキーブランドであり、なかでもバーボンは、アメリカンウイスキーの代名詞的存在なのです。
ワイルドターキーはバーボンを代表するブランド
バーボンという名称はアメリカのケンタッキー州バーボン郡で生まれたことに由来します。現在、バーボンを象徴するブランドはいくつかありますが、ワイルドターキーはバーボンの中でも屈指の人気ブランド。味はスパイシーでバニラのような香りと甘み、上質なまろやかさが特徴。最低6年以上の長期熟成が基本で、長いものでは13~17年の期間熟成させます。そんなワイルドターキーから、今年登場した注目の2本を紹介します!
ファンの声を受けて復活!「ワイルドターキー 12年」
「ワイルドターキー 12年」は1990年代に販売していましたが、長期熟成原酒のひっ迫などの理由で終売に。しかし、ファンからの復活を望む声や供給の目処がたったことから、今年ついに復活。バーボンの熟成は10年が限界と言われていますが、「ワイルドターキー12年」は、ワイルドターキー蒸留所の熟成庫から長期熟成に適したものを厳選し、その原酒をふんだんに使っています。内側を最も強く焦がしたアリゲーターチャーと呼ばれる樽を用い、ワイルドターキーの特徴であるバニラとキャラメルの香りがさらに凝縮。甘さとスパイシーさにエレガンスさも備えた個性的な仕上がりです。
数量限定のウルトラプレミアムバーボン!「ワイルドターキー マスターズキープ ワン」
ワイルドターキー蒸留所のマスター・ディスティラー(蒸留の責任者)、ラッセル親子の情熱が産んだ1本。使われているのは、父ジミー・ラッセルが好んで飲んでいるバーボンと同じ特徴を持つ9~10年の熟成原酒と、息子エディー・ラッセルが好む14年の熟成スモールバッチ・バーボン。これらの原酒を緻密なバランスでブレンディグ。
さらに特別なトースト&チャーが施されたオーク樽に詰められ、熟成を施しました。トースト&チャーとはウイスキーを詰める樽の内側を焼いて焦がす作業のこと。今回の特別な作業によって、甘い香りや味わい、樽の香ばしさなどがより濃厚にプラスされています。はちみつやブラウンスパイスのような香り、力強いバニラ、バタースコッチとキャラメルのような味わいはストレートやロックで飲むと、より濃厚に感じられます。
体の芯まで冷える寒い夜は、バーボンでゆったりくつろいでみませんか?
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