
茶と黒のまだら模様と大きな耳が魅力の「リカオン」は、アフリカの草原に生息するイヌ科の動物だ。高度な社会性を持ち、群れで協力して暮らしている。
アメリカのオレゴン動物園に、介助犬を連れて訪れた女性はリカオンのブースで立ち止まった。犬がガラス窓の前で座っていると、リカオンたちが興味を示した。
次から次へと犬の元へとやってきて、ガラス窓の前にはリカオンの大観客。いつもは見られる側のリカオンだが、今回は逆の立場にまわったようだ。
Painted Dogs Investigate Unpainted Dog
オレゴン州ポートランド市にあるオレゴン動物園に、介助犬であるアイスランド・シープドッグを連れて訪れていた女性。
彼女はどこにいくにも介助犬と一緒だ。園内を次々とめぐっているとリカオンたちのいるブースにいきついた。
犬は窓ガラスの前に座ってじっとしている。するとなにやらリカオンたちが騒がしい。1頭が「なんだ?なんだなんだ?」とばかりに興味を示し、犬の方に近づいてきた。
すると、その1頭につられるように、次から次へとリカオンが窓ガラスの前へと押し寄せたのだ。これには介助犬もちょっとびっくり。

たじろいで窓ガラスから離れると、リカオンの群れも元の場所へ戻っていった。いつもは見られる側のリカオンたちだが、今回は立場が逆転したようだ。
同じイヌ科だから仲間意識が働いたのかな?
リカオンは賢い動物で、高度な社会性と身体能力を持っており、狩りの成功確率はずば抜けて高い。
だが、生息地のアフリカでは、家畜や狩猟獣を襲う、害獣とみなされることもあり、狩りや駆除、イヌからの伝染病、自然破壊などにより個体数を減らしており、絶滅危惧種に指定されている。
追記:(2022/11/28)タイトルを一部訂正して再送します。

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