子供は好きなものに熱中しがちだ。テレビやゲームが好きな子供は、スクリーンの前にから離れなくなってしまう。どうやってそれを止めさせるかと頭を悩ませている親も少なくないことだろう。
中国のある夫婦は、自分たちが外出中に約束を守らずに、ずっとテレビを見続けていた8歳の息子に、罰として徹夜でテレビを見続けさせた。
その映像が中国のSNSでシェアされると、物議をかもす結果になった。
【画像】 両親が外出中、テレビを見続けていた8歳の息子に親が罰
亲生的!孩子回家不学习不睡觉一直看电视,被父母罚通宵看电视!
11月11日、中国湖南省に住む8歳の少年は、大好きなテレビを見続けていたせいで、両親からとんでもない罰を与えられた。
この日の夜、外出予定だった両親は、家で留守番をする息子に対し、「宿題をちゃんとしておくように」「8時半にはベッドに入るように」と言い聞かせて家を出た。
ところが、夜遅くに帰宅すると、息子はまだソファでテレビを見ていた。
親との約束を守れず、宿題もしなかったようだ。ダラダラとテレビを見続けていた息子に堪忍袋の緒が切れた両親は、こんな罰を与えることにした。
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徹夜でテレビを見るよう強制する
両親は、「そんなにテレビを見るのが好きなら、寝ないで朝まで見つづけなさい」と、罰として息子に徹夜でテレビを見続けるよう命じた。
親としては、そうすることが息子をテレビから引き離す良い方法だと判断したようだ。
罰を与えられた少年はそのままテレビを見ていたが、やがて眠くなってきた。家庭用防犯カメラの映像によると、時刻は夜中の2時を過ぎている。
ベッドで眠りたいと泣いて訴えた息子を、両親は拒否した。
時間が経つにつれ、眠気で耐えられなくなってきた少年がソファに横になると、すかさず母親が起こしに来た。
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この時点で、もう早朝になっていて、少年は徹夜でテレビを見るよう命じられた罰がいかに辛いものだったかを知った。
ようやく朝5時頃、眠ることを許された時には、ホッとしたことだろう。
子供を寝かせない罰が物議をかもす
この映像が中国のSNSでシェアされると、多くのユーザーから少年の両親に対して、「児童虐待」などといった批判の声が寄せられた。
最終的にこの少年がテレビを見なくなったのかどうかは不明だが、「子供の睡眠時間を奪ってまで行う価値があるしつけなのか?」というコメントも相次いだという。
しかし、中国では長年にわたって「虎の子育て」として知られる、厳しい子育て法がいまだに支持され、実際に行っている家庭が一定数存在するのも事実だ。
References:Parents Punish Child Who Watches Too Much TV by Making Him Watch More TV/ written by Scarlet / edited by / parumo
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