薄毛の種類は生え際で判別できる?種類ごとの原因も解説します!
薄毛の種類は生え際で判別できる?種類ごとの原因も解説します!

生え際を見たら薄毛のタイプが分かる…!?

薄毛の原因と種類について

薄毛は原因によって、いくつかの種類に分けられます。

まずは、代表的な薄毛を2つ紹介します。

びまん性脱毛症

最も多い薄毛の種類はびまん性脱毛症です。

びまん性脱毛症とは、毛髪が全体的に薄くなるという症状の薄毛で、女性にも発症する男性型脱毛症です。

びまん性脱毛症の原因は、男性ホルモンが毛乳頭に入り込み毛母細胞の細胞分裂を妨げる為、発毛しにくくなり、ヘアサイクルが乱れて髪が成長する前に脱毛してしまうことです。

ただ、女性の場合、男性よりもヘアサイクルが長めであることや、頭皮の老化が男性ほど急激に進まないことから、男性のように禿げてしまうのではなく、全体的な薄毛になっていきます。

本来は男性に発症する男性型脱毛症が女性に発症してしまう原因は、更年期に入り女性ホルモンが減少する為、男性ホルモンの影響を受けやすい身体に状態になることが考えられます。

それ以外にも、ストレスや過度のダイエット、経口避妊薬、栄養バランスの偏った食生活、不規則な生活習慣などが、ホルモンバランスを乱す原因になって、びまん性脱毛症を引き起こすことがあります。

急性休止期脱毛症・慢性休止期脱毛症

その他の薄毛の種類には、急性休止期脱毛症と慢性休止期脱毛症という薄毛があります。

どちらもヘアサイクルの休止期が長くなる為に抜け毛が増えることが原因ですが、急性休止期脱毛症の場合は急激に症状が進み、慢性休止期脱毛症の場合は、半年程度の期間をかけて徐々に薄毛が進行していきます。

ヘアサイクルの休止期が長くなる原因としては、重い病気や外科手術の後遺症、ストレス、栄養不足、体重減少、貧血などに加えて、間違ったヘアケアが考えられます。

薄毛の原因と種類は生え際でわかる?

びまん性脱毛症や、急性休止期脱毛症、慢性休止期脱毛症の場合、薄毛は生え際から進行し、全体的に薄毛になっていくという特徴があります。

これに比べて、年齢やホルモンバランスに関係なく脱毛する円形脱毛症には、突然一か所、又は数か所に円形の脱毛がおこってしまうという特徴があります。

円形脱毛症は、他の脱毛による薄毛とは違い、免疫機能の影響によって発症する病気です。

従って、生え際から徐々に薄毛になっている場合には、びまん性脱毛症や、急性休止期脱毛症、慢性休止期脱毛症である可能性が高いと言えます。

びまん性脱毛症や、急性休止期脱毛症、慢性休止期脱毛症による薄毛を改善する為には、食生活、生活習慣を見直すこと、ストレスを解消することなどで、ホルモンバランスを調整することが必要です。

そして、薄毛の原因の一つであるヘアケアについても見直し、洗浄力の強すぎるシャンプーを使用しない、適切な方法でシャンプーやブラッシングをするということが大切です。

欧米人に薄毛が多いのはなぜ?