2000年から2001年にかけて放送されたアニメ「GEAR戦士電童」主役メカの「電童」といえば、「電池」を動力源とし、データ生命体「データウエポン」をインストールして繰り出される必殺技ファイナルアタック」が特徴です。

 ダブル主人公である「出雲銀河」と「草薙北斗」の操縦も印象的な同メカを、ファンが「コマ撮り」してファンアート動画を制作しました。

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 2021年に、バンダイから発売された「スーパーミニプラ」を用いて、動画を制作したのはkomadori×onzoさん。ちなみに電童は、「設定資料集を買うくらいには好きです」とのこと。

 「食玩」でありながら、スケールモデルに匹敵する精巧さが「スーパーミニプラ」ですが、それは電童においても同様。独特のマッシブなフォルムが再現されています。コマンドインストール

 「立体的に浮き上がって組みあがること」にこだわったというkomadori×onzoさん。1分30秒の動画では、無数のパーツが徐々に電童へと変貌を遂げていきます。

 動画内では、動力である「ハイパーデンドーデンチ」挿入場面のクローズアップ、独特の四肢のタービンをうっかり付け忘れるシーンなど、電童ファンなら思わずニヤリとする“演出”が。

 「先にパーツを撮っていたので、どの角度で組みあがるのかを逆算したり、その構図を決めないといけないのが大変でした。でもとても面白かったです」

 なお、本作はスーパーミニプラが発売されて間もない頃に完成し、YouTubeチャンネル「コマドリ×オンゾウ」では、2021年4月に公開されています。

 これまでも様々な題材でのコマ撮り動画を制作している中で、今回は過去作品の紹介となったTwitterの投稿でしたが、結果として、20年前に「GEAR戦士電童」を視聴していたファンたちの、胸の奥に秘めていた想いが再燃する反響となっています。

<記事化協力>
komadori×onzoさん(@KomadoriO)

(向山純平)

胸の奥で震えてる思いが目覚める 「GEAR戦士電童」のコマ撮りをファンが制作