アンドレア・アニェッリ会長をはじめとする役員の総辞職を発表したユベントス。1月の補強は不可能と見られている。

突如アナウンスされたユベントス重役らの総辞職。ここ最近のユベントスは、チームの成績不振に加え、契約や移籍などに関連する虚偽会計が問題視され、検察の調査対象に挙がっていた。

上層部に疑惑の目が向けられていた中、クラブはアニェッリ会長を筆頭にパベル・ネドベド副会長ら役員が辞任。「取締役会のメンバーは懸案の法的および技術的、会計的な問題の重要性と関連性を考慮し、ユベントスが問題に対処するために新たな取締役会の擁立が最善だと判断した」との声明を発表しており、激震が走ることになった。

今後はマウリツィオ・アリバベーネCEOが引き継ぎのためしばらくクラブに留まり、マウリツィオ・スカナビノ氏を新CEOとして上層部が再構成されていく。ただ、会長を含めた新たな取締役会は来年1月18日に発足される予定となっており、資金調達は不可能。そのため、冬の移籍市場での補強は現状では見込めないようだ。

また、問題視された虚偽会計が示すように、ユベントスはここ数カ月で記録的な損失を被っており、財政状態は火の車。以前の報道ではバルセロナオランダ代表FWメンフィス・デパイやビジャレアルスペイン代表DFパウ・トーレスの獲得を検討していると言われたが、そんな余裕はなさそうだ。

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