米俳優の“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン(50)が、ハワイコンビニエンスストアを訪れ、陳列棚にある「スニッカーズ」のチョコレートバーを買い占めた。ドウェインはハワイで暮らしていた14歳の頃、同店舗に毎日立ち寄って悪事を働いていたという。しかしハワイを出た後もそのことに苦しんでいたため、今回は罪滅ぼしを行うことにしたそうだ。

ドウェイン・ジョンソンが現地時間28日、自身のInstagramでハワイコンビニエンスストアセブン-イレブン」を訪れて「スニッカーズ」のチョコレートバーを買い占める動画を公開した。

ドウェインは14歳の頃、ジムに通っていたがその途中で毎日同店舗に立ち寄り、キングサイズのスニッカーズ万引きしていたという。

しかし両親がワンルームのアパートの家賃を支払えなくなり、1987年ハワイから追い出されてしまったのだ。その後、ドウェインは何年にもわたってずっと罪を感じ続けていたという。そして今回、罪滅ぼしとしてチョコレートバーを買い占め、店内にいた客の分も支払ったのだ。

映像が始まると、ドウェインがコンビニエンスストアの店舗に入り、陳列棚にある大量のスニッカーズを茶色い紙袋に詰め込んでいる。

紙袋をレジに持って行くと、ドウェインは過去に自分が犯した罪を告白し始めた。そして店員がチョコレートバーを数え始めると、ドウェインは店内で並んでいた客に呼びかけて彼らの分も支払うとオファーしたのである。

その後、およそ300ドル(約41,500円)近い合計額を支払うと、購入したすべてのチョコレートバーを他の客に配るようにと店員に伝えていた。

投稿には「俺を何年も苦しめてきたチョコレートの悪夢を、ついに追い払った」と記したドウェイン。当時、店には同じ店員がいたものの、彼が行くと顔を背けて捕まえることはなかったそうだ。

かつて同店舗に1年近く通い続けたというドウェインは「長年にわたり、いくつかの大きな悪事を行ってきた(まだ少し残っているが)」と罪を背負ってきたことを明かし、こう続けた。

「これがとても愚かに見えるのは分かってる。しかし俺はハワイに戻るたび、セブン-イレブンの前を通ると、そこにあるスニッカーズを片っ端から片付ける必要があると思っていた。」

そして「俺達は、過去や自分がしてきた愚かなことを変えることはできない。しかし、たまにはその状況に小さな救いのメモを加えることができる。それにより、見知らぬ人達を大きく微笑ませることができるかもしれない」と加えた。

そんなドウェインの姿を見たフォロワーからは「なんて素晴らしい行い!」「素敵な心の持ち主ね」「今日見た中で、最高の投稿だ!」と称賛のコメントが届いた。

その一方で「これは間違っていると思うのは僕だけか? スニッカーズバーを盗んだのなら、もっと買うのではなく、商品の代金を渡せばいいのでは?」「100本のチョコレートバーを買っても、過去にくすねた分の代金をそのままにしちゃダメだ」といった声も見受けられた。

画像は『Dwayne Johnson 2022年11月28日付Instagram「Had to “right the wrong” back home in Hawaii after all these years」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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