毎年、11月第3木曜日午前0時が解禁日と定められているボジョレーヌーヴォー。秋を代表する風物詩の一つだが、ツイッター上ではなぜかボジョレー発注時に出現した「謎の笑い声」にツッコミの声が寄せられているのをご存知だろうか…。

【話題のツイート】この笑い声、どこか見覚えが…


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■ボジョレーから「オタク」の鳴き声が…?

注目を集めているのは、ツイッターユーザーもんもLittleCaveさんが投稿した1件のツイート。こちらの投稿には「ボジョレー届いたのはいいんだけどなんでこんなオタクの鳴き声みたいな名前付いてるの」と、意味深な1文が綴られている。

「ボジョレーがオタクの鳴き声とは一体…?」と思わず首を傾げてしまったが、添えられた写真に収められた「注文書」の内容を見ると、思わず納得。

ボジョレー ヌーヴォー

こちらの「商品名」の項目には「ボージョレ ヌーヴォー 22セレクション ド デュフ」「オレンジ ヌーヴォー 22 セレクション ド デュフッフ」という表記が続いていたのだった。


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■「デュフ」「デュフッフ」コンボの破壊力は異常

いわゆるネットミームと化したステレオタイプオタクには複数の習性(?)があり、「デュフフ」という笑い声はその代表例。主に「w」や「コポォw」という音声と共に使用されるケースが多く、ネット上では「デュフフ」といえば、何を置いても「オタクの笑い声」に他ならない。

前出の注文書には「デュフ」はおろか、その活用系の「デュフッフ」まで表記されているため、ツイート投稿主も即座に「オタク」が頭をよぎったのだろう。

こちらのツイートは投稿から数日で1.5万件近くものRTを記録し、他のツイッターユーザーからは「不覚にも笑った」「こういうネタに弱いんだよ」「デュフからのデュフッフは面白すぎる」といった反響の声が続出する事態に。

さらには「カクヤス」ツイッターアカウントも「ご購入ありがとうございます! デュフフ」と感謝の引用RTを実施しており、完全にノリノリである。


■考えるほど「デュフフ」の沼に…

ツイート投稿主・もんもさんに詳しい話を聞いたところ、今回話題となったのはサントリーの「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2022 セレクション ド デュブッフ」および、その関連商品を購入した際の注文書と判明。

「例の写真の1行目は印字数の限界で濁点が抜けてるのだろうと推測はできるのですが、2行目は明らかに濁点が消されていて一体…という感じです」とも振り返っており、考えれば考えるほど、デュフフの沼にハマってしまいそうである。

ボジョレー ヌーヴォー

そこで今回は「デュフフ」表記で話題となった商品の詳細をめぐり、サントリーホールディングスに話を聞いてみることに。その結果、思わず笑顔になってしまう「懐の広い回答」が多数返ってきたのだ。

■サントリー、それにしてもノリノリである

自社商品の表示内容が「オタクの笑い声っぽくなってしまった」というあまりに斜め上すぎる事例に対し、やはり驚いた様子を見せるも、今回の取材を笑顔で快諾してくれたサントリー担当者。

まずは「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー」の詳細について尋ねると、こちらはサントリー1996年より提携を開始した「ジョルジュ デュブッフ社」との商品であることが判明。今年の11月第3木曜日は17日となり、件の「2022 セレクション ド デュブッフ」も17日より発売開始となった。

濁点が取れたせいで「デュフッフ」の印象が強くなってしまった同ブランドだが、サントリー担当者は「ヌーヴォー解禁というイベントを世界的に大きく広めたのが、このブランドの名前でもあるジョルジュ デュブッフ氏です」と、その偉大さを強調。

ジョルジュ デュブッフ氏

また「『ジョルジュ デュブッフ ヌーヴォー』はボジョレーヌーヴォーの公式コンクールでの受賞歴がNo.1で、且つ日本国内でもジョルジュ デュブッフのブランドは(データ取得可能な)2002年以降、毎年販売数量No.1を獲得しています」とも補足してくれたのだ。


■これまでスルーしていた人もぜひ

商品としての特徴については「外観はハツラツとしたルビー色。赤いベリーいちごを思わせる自然な果実の甘みが口いっぱいに広がり、軽快な酸味とまろやかなタンニンが心地よく感じられる味わいです」とその魅力を強調しつつ、「華やかさと豊かさが共存した、まさに太陽の年を象徴する1本です」と、太鼓判を押している。

なお今回、濁点の謎消失が原因の「デュフフ」表記から注目が集まった経緯については「思いがけない形でご興味を持って頂き驚いておりますが、偶発的なきっかけとはいえ『ジョルジュ デュブッフ』ブランドにご興味をもって頂き、大変嬉しく思います」と、企業としての懐の広さを感じさせる回答が返ってきたのだ。

ぶどうの収穫

これまでボジョレーに興味がなかったものの「今回のツイートで興味を持った」という人も、少なからずいることだろう。そうした背景を踏まえ、サントリー担当者は「ブランド名にもあるジョルジュ デュブッフ氏は、ボジョレーヌーヴォーを世に広めた第一人者です。ぜひ今年収穫したぶどうを醸造したフレッシュな味わいを『ジョルジュ デュブッフ ヌーヴォー』でお楽しみ頂けますとと幸いです」と、ボジョレー初心者に向けたコメントを寄せていた。

「ボジョレー」の響きに高いハードルを感じていた人は、名前の中に親しみやすい「デュフフ」が隠れている同商品を、人生最初の1本としてみてはいかがだろうか。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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