『パルプ・フィクション』や『ジャンゴ 繋がれざる者』など、数々のクエンティン・タランティーノ作品に出演し、監督とは親しい友人でもあるサミュエル・L・ジャクソンが、タランティーノのマーベル俳優に映画スターはいないという発言に反論した。

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 今月半ば、タランティーノ監督がポッドキャストに出演し、今のハリウッドマーベル化しているとコメント。「マーベル化したハリウッドでは…みんなマーベルヒーローを演じて有名になるよね。だけど、彼らは決して映画スターじゃない。(クリスエヴァンスではなく)キャプテン・アメリカがスターであり、(クリス・ヘムズワースではなく)ソーがスターなんだ。これを指摘するのは僕が初めてじゃない。もうすでに散々言われていることさ」と述べていた。

 これについて、情報番組『The View(原題)』で質問されると、サミュエルは「あの特別なキャラクターを作り上げるには俳優が必要だ。それにどの映画にもスターの気配があった。一体何の話をしているんだ?」とコメント。続けて、「マーベル俳優が映画スターかどうかというのは、俺にとっては大した論争じゃない。チャドウィック・ボーズマンはブラックパンサーだ。否定しないだろ。そして彼は映画スターだ」と答えた。

 サミュエルは、2008年に公開された『アイアンマン』のエンドクレジットシーンに登場して以来、多くのマーベル映画に出演し、ニック・フューリーを演じてきた。Varietyによると、今年6月のロサンゼルスタイムズ紙のインタビューで「オスカーが、俳優としての自分の成功や失敗を決めるとは思ったことがない」とコメントし、オスカーを狙える役よりもニック・フューリーや『スター・ウォーズ』シリーズのメイスウィンドゥを演じたいと明かしていたそうだ。

サミュエル・L・ジャクソン、盟友タランティーノのマーベル俳優に映画スターはいない発言に反論 (C)AFLO