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あす12月1日(木)も冬型の気圧配置が続き、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気(平地にも雪を降らせる目安)が西日本の日本海側まで流れ込んでくるでしょう。日本海側は雪が降り、北日本では猛吹雪や大雪の恐れ。太平洋側も冷たい北風が吹き付け、冬の寒さになるでしょう。

強い寒気が南下

きょう30日(水)、日本付近は冬型の気圧配置になり、寒気が流れ込んできています。あす12月1日(木)も冬型の気圧配置が続き、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気(平地にも雪を降らせる目安)が西日本の日本海側まで流れ込んでくるでしょう。上空1500メートル付近で0℃以下の寒気(山に雪を降らせる目安)は太平洋側まで流れ込んできそうです。

日本海側は雪 北海道では猛吹雪の恐れ

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北海道日本海側は雪が降り、札幌市でも今季初めて1センチ以上の積雪を観測しました。このあとも雪が降り、平地でも積雪が増えるでしょう。山沿いを中心に大雪となる所がありそうです。あす1日(木)にかけて風も強まり、猛吹雪となる所があるでしょう。猛吹雪や吹き溜まり、大雪による交通障害に注意・警戒が必要です。

東北の日本海側でも雪が降り、吹雪く所もあるでしょう。平地でも積雪となり、山沿いでは大雪となる所がありそうです。車は冬の装備で、路面状況の変化にご注意ください。北陸から山陰でも所々で雪が降り、初雪となる可能性があります。山沿いでは雪の積もる所もあるでしょう。

太平洋側は晴れ間がでますが、冷たい北風が吹き付けそうです。

一気に寒く

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あす1日(木)の最低気温は今朝より7℃前後低い所が多く、東北では10℃以上低い所もあるでしょう。冷え込みますので、暖かくしてお過ごしください。

日中もこれまでのような暖かさはありません。最高気温は全国的に平年より低くなるでしょう。北海道は所々で真冬日(最高気温0℃未満)になり、凍えるような寒さとなりそうです。東北北部は5℃くらい、東北南部でも10℃に届かないでしょう。関東から九州は12℃くらいまでしか上がらず、日中も厚手の上着が必要になりそうです。

この先1週間も寒気は強弱を繰り返しながら日本列島に居座るでしょう。北海道や東北の日本海側を中心に雪が降り、積雪がさらに増えそうです。日差しの届く太平洋側もこれまでの暖かさはないでしょう。

急に季節が進み、一気に寒くなりそうです。体調を崩さないよう、暖かくしてお過ごしください。

シーズン最初の雪 慣れていても注意

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冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

真冬並みの寒気 日本海側は雪 北日本は猛吹雪や大雪に警戒 太平洋側も冬の寒さ