新語・流行語大賞が決定 年間大賞は「村神様」>  この1年間の世相を表した言葉や強いインパクトを与えた言葉が選ばれる、毎年恒例の『新語・流行語大賞』が発表されました。

ビッグボスこと新庄剛志監督率いるプロ野球日本ハムチアリーダーが踊ってSNSなどでも話題となった「きつねダンス」や、世論を二分した安倍晋三元総理の「国葬儀」、さらにその銃撃事件をきっかけに明るみとなった「宗教2世」問題、1ドル=150円を超えるなどおよそ32年ぶりの円安水準となって暮らしに大きく影響を与えた「悪い円安」なども新語・流行語のトップテン入りしました。

 そして今年の大賞は、日本人選手としてシーズン最多の56本塁打を記録し、史上最年少の三冠王となるなど“神がかった”プレーで熱狂を呼んだプロ野球ヤクルト村上宗隆選手を表した言葉「村神様」が選ばれました。新型コロナや物価高など暗いニュースが相次ぐ中、22歳の「村神様」の活躍は日本中に明るい話題を届けてくれました。

<今年を振り返るさまざまなランキングも発表>

 そして新語・流行語大賞以外にも今年の世相を表すさまざまなランキングが発表されています。

 「三省堂・辞書を編む人が選ぶ『今年の新語』」は「今年多くの人に使われ、将来的に辞書に載ってもおかしくない言葉」を一般公募を基に選ぶものです。今年、大賞に選ばれたのはタイムパフォーマンスの略語である「タイパ」です。時間を有効に使いたい人の中にはYouTubeなどの動画を早送りで見るといった習慣が広がるなど、今の若い世代の価値観を表す言葉となっています。

 他にも、おじさん特有のメールの文章スタイルパターンが「おじさん構文」として話題になったり、政治家の言い回しをデフォルメしてまねたりするなど、個性ある特徴的な文章表現を意味する「○○構文」が2位に、そして3位には「きまず」がランクインしました。「きまず」は、あえて言葉に出すことでその場の空気を和ますときや、それほど気まずくない場面にも若い世代を中心に使われているということです。

 続いて、高校生の間で今年流行したもののランキングを紹介します。10代のマーケティングを行う企業「アイ・エヌ・ジー」が関東の高校生の男女を対象に『今年一番流行したポーズ』を調査しました。その結果「ギャルピース」「片思いハート」「ネイル見せポーズ」「動脈ピース」「チェリーピース」が上位5位となりました。TikTokで流行した楽曲の振り付けから誕生したものも多く、若い世代に「平成レトロ」が流行しているのも影響を与えているのかもしれません。写真を撮る際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 これらの言葉やポーズは、若い世代の新しいものを生み出すエネルギーを感じられるランキングです。今年もあと1カ月となりました。こうしたランキングニュースを見て、1年を振り返るのも楽しいかもしれません。


辞書編集者が選ぶ『今年の新語』&高校生の『今年一番流行したポーズ』は?