米タレントのキム・カーダシアンが仏高級ブランドバレンシアガ』の広告を非難し、「関係を見直す」と表明した。バレンシアガは先月下旬、幼い子供達を起用した広告が論争を呼び謝罪したものの、波紋が拡大。キムをはじめ、同ブランドと縁の深い有名人にも飛び火している。


◆子を持つ母として、不快な画像に衝撃を受けた



キム・カーダシアン



 キムは11月27日ツイッターを更新し、論争を呼んでいるバレンシアガの広告キャンペーンについて次のように綴った。


「ここ数日、私は静かにしていました。最近のバレンシアガのキャンペーンに嫌悪感や怒りを感じていなかったからではありません。どの様にしてこうしたことが起こったのか、彼らのチームと話をし、自分で理解する機会が欲しかったからです」


4人の子を持つ母として、私自身も不快な画像に衝撃を受けました。子供達の安全には最大限の注意が払われるべきだし、いかなるものであれ、私達の社会において児童虐待を常態化するようなことがあってはならない。それがすべてです」


「私は、バレンシアガが広告を取り下げ、謝罪したことを評価しています。彼らと話しているとき、当事者として問題の深刻さを理解していると感じました。彼らが再発を防ぐために必要な対策を講じると信じています」


 投稿の最後には、同ブランドとの仕事を継続するべきかどうか迷っていることも明かした。


「起きてはならなかったことに対する責任をしっかり受け止め、子供達を守るために必要な行動を起こすかどうか。それらを注視しながら、バレンシアガと私の今後について、いま関係を再検討しているところです」


◆「子供を性の対象にしている」




 バレンシアガは先月、来年のホリデーシーズンに向けたキャンペーン広告を開始。ところが、幼い子供たちがテディベアを抱えている写真を使用したことが大きな問題となった。というのも、そのテディベアが“ボンデージ”姿だったからだ。


 子供たちをモデルとして起用し、“性的興奮を得るための拘束行為“や“SMプレイ“を連想させるボンデ―ジの衣装を着けたテディベアを持たせたことで、「子供を性の対象にしている」と大きな批判を招いたのだ。


 これについてバレンシアガは、写真を取り下げたうえで声明を発表。「クマのバッグが子供達と共に登場するべきではなかった」と謝罪すると同時に「いかなるかたちの児童虐待」も強く非難するとしていた。


 けれども、問題はこれだけではなかった。ネット上では、2023年春キャンペーンの広告に、児童の性的画像に関する判決文書が写り込んでいると指摘する声が上がった。そのビジュアルは、バレンシアガと独スポーツ用品大手『アディダス』のコラボ広告で使用されているもので、児童ポルノに関する米最高裁判所の判決文書などの上にハンドバッグが置かれていたとされている。


 指摘を受けて、バレンシアガは再び謝罪し、これらの広告をめぐり関係者を提訴したことを明らかにした。


◆「恥を知れ」ブランドの“顔”にも余波
 この騒動で非難の的になっているのは、バレンシアガだけではない。ブランドと関係が深い有名人にも余波が及んでいる。


 とりわけ縁の深いキムに対しては、当初から対応を求める声が上がっていた。そうした声を受けて、キムはSNSで自身の立場を表明したが、未だ沈黙を貫いているセレブも。バレンシアガの広告塔でもある大物女優のニコールキッドマンやトップモデルのベラ・ハディッドは、この問題に対してコメントを発表しておらず、一部ファンから「ちゃんと自分の考えを述べるべき」との声も。また2人は、自身がモデルを務めた広告キャンペーンの写真をSNSアップしており、「投稿を削除すべき」「恥を知れ」といった辛辣なコメントも書き込まれている。


セレブバレンシアガ着用に冷たい目
 さらに、キムの異父妹であるカイリー・ジェンナーが子供の写真をSNSに投稿したところ、「バレンシアガの問題をもみ消そうとしている」と批判をあびることに。本人はこれを真っ向から否定したが、米芸能メディアPage Six』は「投稿した写真のなかで、カイリーはバレンシアガの服を着ている」と指摘。今では、セレブが公衆の面前でバレンシアガの服を着るだけで、冷ややかな視線が注がれる状況になっている。


 こうした風潮に対し、「なぜ広告の責任者ではなくて、ブランドと仕事をしていた人たちが責められるの?」と擁護する声もあがっているが、その一方で「こういう時に沈黙しているなんて、セレブも所詮は偽善者」と感じる人も少なくないようだ。


 これまでにも、著名な海外ブランドが子供を広告に起用して炎上したケースは多く、「子供たちを過度に性の対象にするべきではない」と訴える声が高まっている。


<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>



キム・カーダシアン