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先の見えない今の時代、長期の住宅ローンを抱える不安は一層強くなっているだろう。契約社員として働く20代後半の既婚女性(千葉県サービス系/年収600万円)は、

「今年の10月、約5000万円で親子リレーローンで購入」

と家を買ったことを明かす。

「すぐにローンの返済が困難になる状況ではないが、今後が不安です」

親子リレーローンということは、親と同居の二世帯住宅だろうか。住宅ローンを抱えた不安をこう漏らしていた。

「現職の契約満了で転職しなければならず、年収が下がってしまうなど将来の不安や経済的負担が増えてきたので家を買って少々後悔している」

また都内にマイホームを構えた30代後半の既婚男性(サービス系/正社員・職員/年収650万円)も、

「自宅の購入後に勤務先の業績が悪化し、ボーナスが大幅に減りました。すぐにローンの返済が困難になる状況ではないが、今後が不安です」

と危うい状況を打ち明けた。いずれの読者も子どもはいないが、ローンを組んだ時とは状況が変わり、先々に不安を抱えている様子だ。

不安になったら早めに金融機関に相談を

ファイナンシャルプランナーの大野翠氏(芙蓉宅建FPオフィス代表)は次のように解説する。

<住宅購入は、一生のうち最も高い買い物であると例えられます。さらに返済期間は30年前後など長期にわたることから、返済期間中にライフプランの変化があってもおかしくりません。これらのことから、住宅ローン契約後に当初の返済計画へ不安を覚えることも少なくありません。住宅ローン返済期間中の不安に関しては、理由の如何を問わず早めに借入先金融機関へ相談をしましょう。最終的に支払えず、返済に遅れが生じる前に手を打つことが大事です。

たとえばコロナ渦における一時的な収入源が理由の場合、金融機関によっては返済期間延長などの条件変更(特別措置)が受けられることがあります。最終的にはこれまでの返済状況なども考慮の上で、特別措置について決定されるようです。もっとも、事前の相談もなく返済遅延に陥ることだけは避けましょう。

この他、住宅ローン自体の借り換えを検討し、返済期間や返済額を現在の状況に合わせて変更することも方法の一つです。例えばボーナス併用の返済にしていた既存契約から金利の低い金融機関に借り換えを行い、その際に「ボーナスなし」の返済に変更すると良いでしょう。

このように、住宅購入後の環境の変化から、住宅ローン返済に不安を覚えた場合でも対策はいくつもあります。まずは借入先金融機関に相談のうえ、担当者とともにベストな方法を検討していくことをおすすめします。>

「5000万円で親子リレーローン」「マイホーム購入後に業績悪化」 どうする? 住宅ローンの不安