現地時間2022年12月2日バックストリート・ボーイズBSB)のニック・カーターが、弟アーロンが急逝した翌日にBSBのメンバーたちとステージに立った時のことについて語った。

 ニックは、米TV番組『Extra』とのインタビューで、先月弟が亡くなった後に初めてステージに上がった際、「メンバーが一緒だったことは、自分にとって非常にエモーショナルでした」と語り、「あの夜、ステージに上がるのはきつかったです。“ショーを続けなければならない”という古くからの言葉がありますが、これは自分たちも昔から大切にしてきた言葉です。ですが、あの夜は何が起こるかわかりませんでしたし、ステージに上がった結果がどのようなものなるか予想もつきませんでした。ファンからの反応は、間違いなく慰めになりましたし、自分にとって大きな意味がありました」と明かした。

 アーロンが亡くなった翌日11月6日に開催されたBSBによる英ロンドンのO2アリーナ公演では、見るからに動揺していたニックや他のメンバーの代わりに最年長のケヴィン・リチャードソンが故アーロンへの追悼の言葉を述べていた。彼は、「昨日家族の一員を亡くしたため、今夜は少しばかり心が重いです」と話し、「ライブ中に、彼を偲ぶ機会を設けたいと思いました……アーロンは私たちの家族の一員です。皆さんからのすべての愛、すべてのお悔やみの言葉、すべてのサポートに感謝しています」とファンに伝えていた。
 
 そしてハウィードローが、故アーロンを“我々の弟”と呼ぶと、彼に捧げる次の曲を紹介していた。

 なお、BSBのニュー・アルバム『ア・ヴェリー・バックストリート・クリスマス』に収録されている最新ホリデー・シングル「ラスト・クリスマス」は、1999年の「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」以来となる、米ビルボードアダルト・コンテンポラリー・チャート“Adult Contemporary”首位をマークしている。

バックストリート・ボーイズのニック・カーター、弟の死後翌日にステージに立った時のことを振り返る