初めて訪れた地域では、行政の掲出した「看板」は貴重な情報源。こうした看板を辿って無事目的地に到着した経験のある人もいることだろう。

なお以前ツイッター上では、関東某所にて発見された「世紀末すぎる看板」に、驚きの声が寄せられていたのだ…。

【話題のツイート】この道路で一体何が…


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■ひと目で分かるデンジャラスな空気

今回注目したいのは、ツイッターユーザー・西新宿社長さんが投稿した1件のツイート

波崎シーサイド道路

波崎シーサイド道路通行料爆上げ」という見出しが添えられた投稿には複数の写真が添えられており、道路沿いに「注意 STOP」と書かれた大量の看板が設置された様子が確認できる。

中には「この先の通行止め区間内においてのトラブルや係争について当市は一切関与しない」と書かれた看板まで存在し、事情は分からないが、こちらの道路でデンジャーな出来事は発生しているのは間違いないだろう。

波崎シーサイド道路

なお、ツイート本文には「入口は開いているが、うっかり入ると極太ワイヤーと南京錠で袋の鼠にされ『通行料』を払うまで脱出できない茨城の魔私道。全方位監視カメラや催涙スプレー噴射などやりたい放題だ。数年前は500円だった通行料は今年なんと4万円を突破!」と、信じがたい詳細が綴られていたのだ。


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■調べれば調べるほど恐ろしい…

「クソ物件オブザイヤー2022」というハッシュタグが使用された前出のツイートは、投稿から数日で2,000件以上ものRTを記録するほど大きな話題に。

ちなみに件の道路は茨城県神栖市にある「波崎シーサイド道路」といい、そのカオスぶりがネット上でしばしば話題を呼んでいる。いずれも「行政と地主のトラブル」であることや、「高額の通行料を徴収される」という記述は共通しているのだが、「神栖市からの公式コメント」は確認できなかった。

そこで今回は、前出の物々しい看板がなぜ設置されたのか、神栖市役所「都市整備部道路整備課」に詳しい話を聞いてみることに…。


■18年間で、そんな事態に…

同課に複数の質問を投げかけたところ、担当者からは「現在、地権者と交渉しているところであり、あまり詳しくお答えすることはできませんが」という前置きが見られ、やはり看板が設置されているのは「私道付近」と見て間違いなさそうだ。

波崎シーサイド道路

まずは「この先の通行止め区間内においてのトラブルや係争について当市は一切関与しない」と、行政がアンタッチャブル宣言を打ち出した看板を設置した経緯について尋ねると、「地権者より境界確定請求事件の提訴がなされ、平成16年2004年)7月、道路(市道)が当該土地に通っていることが確定したことから、問題解決に向けて交渉を行なっておりました」「平成18年(06年)10月頃から、地権者が路上に障害物を置き始めたことから、危険回避のため交通止めとし、看板の設置を行ないました」という回答が。

件の道路の今後の展望に関しては「現在も地権者と交渉を行なっているところでありますが、交渉の内容等の詳細についてお答えすることはできません」とのことであった。

■当然、ドライバーとのトラブルも…

状況を整理すると、市道の一部区間に「私有地」(私道)を含んでしまっており、神栖市としては苦肉の策として看板による「呼びかけ」を実施している、ということなのだろう。

なお、ドライバーと地権者の間では数々のトラブルが発生しているとネット上では噂されており、同市も「私有地内でのトラブルについて全ては把握しておりませんが、トラブルがあったことは確認しております」とコメントを寄せていた。

波崎シーサイド道路

神栖市公式サイトでも迂回路について説明しており、過去どのようなトラブルが発生したのか、謎も興味も深まるばかり…。

地権者が設置したと思しき看板には「無断進入した場合は、4万円を徴収します」「支払いができない場合は、車を預かります。預かり料は、1日4万円ずつ増えます」とも記されており、かなりの威圧感を放っていた。


■「クソ物件オブザイヤー」って何だ?

前出のツイートは、毎年この時期開催されているツイッターユーザー参加型の「クソ物件オブザイヤー」なるイベントに合わせて投稿されたもの。

今回の「通行料4万円道路」だけでなく、「謎の階段が設置されたシャネル店舗」などが大いに注目を集めており、本日6日の夜に「最優秀作品」が発表されるようだが、結果は果たして…?

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

「通行止め」書かれた看板、その条件にゾッとした… カオスすぎる光景にネット民震撼