トルコでは格安で美容整形や植毛手術を受けられることで欧米人に人気だが、安いなりに思い通りの結果にならないこともあるようだ。このほどアメリカのある男性がトルコで植毛手術を受けたところ、頭部が思いのほか腫れ上がり動揺してしまったという。『The Sun』などが伝えている。

ジョージアアトランタ在住のラモ・カリファーさん(Ramo Khalifa)が今月1日、TikTokに動画を投稿したところ290万回以上も視聴されるほど多くの関心を集めている。ラモさんは前頭部の薄毛に悩んでおり、少し前にトルコに渡って植毛手術を受けてきたそうだ。

トルコでは後頭部の毛根を前頭部に移植する手術を受け、ラモさんはTikTokに手術後の頭部の状態を動画で紹介している。動画を見る限りでは問題もなく順調だったようだが、手術から3日経った「パート6」の動画では、ラモさんの表情が少し曇っていた。

ラモさんは「これは大変だ」とつぶやいており、そこにはいびつな形に頭と顔面が腫れ上がったラモさんの姿が捉えられている。植毛手術を受けた後の頭は腫れることがあるそうだが、クリニックではその腫れが顔にまで下がってこないように患者の頭にヘッドバンドを装着させるそうだ。

ラモさんもヘッドバンドをつけていたが顔も腫れてしまい、ヘッドバンドで圧迫していた部分だけが腫れが抑えられたため、頭が瓢箪のようないびつな形になってしまった。
そんなラモさんの頭を見た人たちからはこのような声が届いた。

「アプリのフィルターをかけて撮影したのかと思った。」
「まるで、たくさんの輪ゴムを巻いてスイカを割るチャレンジみたいだ!」
「もう、みんなのコメントが面白すぎて笑いが止まらないよ。でも早く良くなってね。」

自分の頭の形に動揺を隠せなかったラモさんはヘッドバンドを外してしまったようだが、動画には「腫れを抑えるためにも僕のようにヘッドバンドを外さないようにしてくださいね」とこのタイミングでヘッドバンドを外すのは間違いであるとも取れるような言葉が添えてあった。

その後、ラモさんの頭の腫れは無事に引いたようで、動画は「パート13」まで投稿されている。手術から13日後に撮影した「パート12」の動画では、かさぶたが残っているものの植毛した前頭部からは順調に髪の毛が生えていることがうかがえた。そして寄せられたコメントの中には「若返って見えるよ」といった嬉しい声も届いている。

しかしながらトルコで植毛手術を受ける場合には、十分に調べてからクリニックを選ぶ必要がありそうだ。2020年にはイギリス在住の男性がトルコで約17万円(1250ポンド)の植毛手術を受けたところ、1年経っても植毛した部分からは発毛せず、毛根を採取した後頭部は禿げてまだらの状態になってしまったという

画像は『RamoKhalifa 2022年12月1日付TikTok「Traveling to Turkey for the Hair Transplant Procedure part 6」「Traveling to Turkey for the Hair Transplant Procedure part 1」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト