―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―


 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 僕は100人以上の女性との恋愛経験があり、現在はLINE公式サービストークCARE』にて、年間約1500件のペースチャット恋愛相談を受けています。

 さて、恋愛において“誠実”であることは大切なことですが、実はその本質を理解しないまま誠実であろうとすると、最終的にフラれてしまうというケースがよくあるのです。

 どうして誠実さを目指すと裏目に出てしまうことがあるのでしょうか。そこで今回は自身の経験則と恋愛相談で深めた知見をもとに、誠実なはずなのに恋愛がうまくいかない理由を4つ、ご紹介します。

◆①そもそも“誠実”であることの本質を理解しておらず、表面的な誠実さになっているから

“誠実”という言葉の本質を一言で言い表すのは難しいですが、例えば自分の本心をストレートにはっきり言うといった誠実さもあるわけです。その結果、相手の気分を害して嫌われたり、対立関係になったりすることもあるでしょう。

 誠実さにはそういった波乱を巻き起こす側面もあることはまぎれもない事実。しかし、その事実を理解していない人が誠実であろうとすると、誰に対しても温和で丁寧に接するといった表面的なイメージだけを取り入れてしまいがち。そして、誠実な男になろうと温和&丁寧キャラを演じていくうちに、誰とも対立しないことが“是”であるといった思い込みをしていくように……。

 その結果、悪意を持った要注意人物などが周囲にいても、波風が立たないように仲よさげに振る舞ってしまい、女性陣からは情けない男と見られてしまうこともあるのです。

◆②誰に対しても気を遣い過ぎて、本音をまったく言っていないように思われてしまうから

“誠実”の本質を理解しないでいると、表面的に誠実っぽく見える温和&丁寧というキャラクターを演じるようになるわけですが、そうすると周囲を不快にさせる言動や対立するような言動を極端に避けるようになっていきます。

 全方位で誰に対しても気を遣いまくっていると、心の中で思っている本心を誰にも言えなくなっていきますし、周囲から「あの人ってまったく本音を言わないよね」と思われてしまうことも。

 また本音で話すということは、ときとして誰かを傷つけることもあるわけですが、そういった毒のあるトークができる相手じゃないと「つまらない」と感じる女性も少なくありません。結果的に女性たちから「会話が面白くない」と思われてしまいかねないというわけです。

◆③温和キャラは想定内の行動ばかりになり、予定調和だらけで女性に飽きられやすいから

 誠実であろうとして温和キャラに徹していると、誰とも対立しないようなスタンスになるため、言動の選択肢が極端に少なくなってしまいます。人間関係が穏便におさまるような行動しかできなくなるからです。

 それは女性から見てもモロバレで、「彼はいつも波風立てないように振る舞ってるから、今の状況ならこう言うに違いない」と読まれてしまうでしょう。女性にとって想定外のことが起こらずに予定調和の言動ばかりなので、一緒にいても楽しいと思われず、飽きられるのも早くなってしまうかもしれません。

 また、最悪の場合は事なかれ主義者だと思われてしまって、軽蔑されるリスクもあるのではないでしょうか。

◆④女性も自分の本音や悪い面を見せづらくなり、一緒にいても窮屈に感じてしまうから

 表面的な誠実さにとらわれて相手に清い一面ばかり見せていると、女性側も自分の本音を出しづらくなっていき、結果的に双方が素を出せないという悪循環に陥ってしまうこともあります。

 人間とは清濁併せ呑む生き物ですから、多くの人が大なり小なり性格の悪い部分を持ち合わせているもの。そしてお互いに悪い面も見せ合うことで絆が深まっていくこともあるわけですが、そういった形での信頼関係を結べなくなってしまいます。

 このように表面的な清い顔しか出していない男性と一緒にいても、女性は窮屈に感じてしまうこともあるのです。

◆温和&丁寧キャラはあくまで表面的なイメージにすぎず、本当の誠実さは別にあるもの

 要するに、誠実でいると非モテになるということではなく、本質を理解しないまま表面的に誠実っぽく振る舞っている“エセ誠実男”は、非モテになってしまうということなのです。

 本当に誰に対しても誠実に向き合おうとすると、多くの対立を生み、敵も増えるかもしれません。温和とは真逆のイメージを持たれることもあるでしょう。

 常に誠実であるということは“言うは易く行うは難し”。誠実さを貫くためには、相当なストロンスタイルでい続ける必要があります。ですから真の意味で“誠実な男”を目指すのであれば、まずは精神的な強さを身につけるべきなのではないでしょうか。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービストークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter@SakaiyaDaichi

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