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2代目C-HR プラグインハイブリッドも導入

トヨタは、2代目となる次期C-HRのコンセプトモデル「C-HRプロローグ(C-HR prologue)」を欧州で公開した。2024年までに発売される見込みで、新型プリウスと同様にトヨタの最新世代のTNGAプラットフォームを採用すると考えられる。

【画像】初の「ハンマーヘッド」採用!トヨタ次期C-HR【コンセプトモデルと現行モデルを写真で比較】 全42枚

C-HRとしては初めてPHEVシステムを導入する予定で、最近公開されたEVコンセプト「bZコンパクトSUV」と並んで、欧州Cセグメントのクロスオーバー市場向けの主力車種となるだろう。

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トヨタC-HRプロローグ    トヨタ

現時点では次期C-HRの詳細は不明だが、トヨタPHEV向けのバッテリーを、同社としては初めて欧州で生産することを明らかにしている。また、従来のストロンハイブリッドも導入される予定。

現行モデルと同様に、フランス・ニースにあるトヨタの欧州デザイン本部で設計され、「大胆さをより洗練された形で表現」しているという。

2021年に公開された小型クロスオーバーのコンセプトモデル、アイゴXプロローグフランス・ニースで設計)が市販化に際しデザインをほとんど変えなかったことから、C-HRのデザインもほぼ確定しているものと予想される。アイゴXはコンセプト公開から約1年後に発売されたため、C-HRの発売もおよそ1年後になる可能性が高い。

二律背反の性質 デザインで表現

C-HRプロローグでは、現行モデルのクーペスタイルは維持しつつ、オーバーハングを短くすることで「スポーツ性」を重視する方向性を示している。

ハイテク、正確性、鮮明さといった「プレシジョン」と、流動的で自然、人間的な価値観の「オーガニック」という、相反する2つの要素を凝縮。「1つのクルマではめったに見られない二律背反の性質」を表しているという。

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トヨタC-HRプロローグ    トヨタ

また、今後のトヨタ車に共通のアイデンティティとして、新たなフロントデザイン「ハンマーヘッド」も採用される予定だ。

トヨタの欧州デザインチーフであるランス・スコットは、次のように語っている。

「自動車に求められる冷却性能は下がりつつあります。ヘッドランプもハイテク化によって、これまで以上に薄型化が進んでいます。では、どうやって強く大胆なアイデンティティを保てばいいのでしょう?」

「欧州市場では、スリムなヘッドランプ(と場合によってはセンサー類)をハンマーヘッドのような立体的な形状に組み合わせ、このユニークで大胆な表現とキャラクターを未来に向けて発信していくことが求められるでしょう」

2代目C-HRの市販モデルは、2023年半ば頃に公開される見通しである。


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