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 11月27日に、世界最大の活火山として知られている、ハワイの「マウナロア火山」が38年ぶりに目覚めたようだ。

 数日前から地震活動が頻発し、その兆しはみられていたのだが、1984年以来となる噴火がついに起きたのだ。

 マウナロア火山の活動はライブカメラ24時間休みなく撮影されYoutubeで配信されている。激しく噴き出す溶岩の輝きや独特な流れを見ることができる。

【画像】 38年の眠りから覚め、マウナロア火山が噴火

マウナロア火山のリアルタイムライブ配信映像

Mauna Loa Eruption, HI - USGS live stream

 米国地質調査所(USGS)の発表によると、ハワイ島の火山の一つマウナロアの噴火開始が認められたのは現地時間の11月27日午後11 時30分ごろ。

 噴火場所はマウナロアとキラウエアの二つの巨大な活火山を有するハワイ火山国立公園内だ。

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 この噴火は翌28日にノースイーストリフトゾーンからハワイ州道200号線(ダニエルイノウエハイウェイ)に向かって移動したという。

 なお幸いなことに、今のところ噴火の危険にさらされている住宅や建物などはないとのこと(2022年12月5日現在)

 ただしハワイ州保健局は、この噴火で火山性スモッグが発生し、大気に影響をおよぼす恐れがあると警告している。

標高4,169メートルだが、実際はエベレストより高い説も

 ハワイ島に鎮座する楯状火山マウナロアの標高(海抜)は4,169メートル富士山(3,776メートル)を軽く超える高さだ。

 一方でこのマウナロアが、本当は世界最高峰のエベレスト(8,848メートル)より高いという見解もある。

 実は海から隆起したマウナロアのふもとは海中で、水深約5,000メートルにあるという。つまり海より下の「高さ」と海より上の高さを足せば、エベレストを超える高さになるというのだ。

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 そういう意味では隠れ高山ともいえるマウナロアは、世界一体積が大きい山としても知られる。

 ハワイ語で「広い・長い山」を意味する名のとおり、その表面積はおよそ5,200平方キロメートル、最大幅は約120 キロメートル、総体積は75,000 立方キロメートルと見積もられている。

 まさに地球代表にふさわしい貫禄の巨山でもある。

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インフラを破壊する恐れも。時速12メートルでも油断できない溶岩流

 東隣のキラウエアの噴火2018年と記憶に新しいが、マウナロアの前回の噴火は1984年だった。その際は流れ出た溶岩が、最も人口の多い町ヒロの手前およそ8キロの位置まで迫った。

 38年ぶりとなるこの活動では、専門家が特に活発な動きの割れ目から複数の溶岩流をみとめている。

 今月4日までの溶岩流の速度は時速12メートルほど。その速度は日を追って低下するとみられるが、USGSはその傾向も今後数週間で変化するとみている。

 傾斜の少ない平坦な土地では溶岩流の速度も落ちるが「過去の事象でも今回同様、初期は非常に活発が活動で、その後に途中で行き詰まった溶岩が想定のコースから急に外れるケースがあった」として慎重な観測が引き続き行われている。

 一方、ハワイ火山観測所での勤務経験をもつ地球物理学ジェシカジョンソン博士は「直接生命を脅かす可能性はほぼないが、インフラへの大きな破壊力になる恐れがある」と述べている。

現在活動中。マウナロアの噴火をライブストリーミングで

 記事の一番上にあげたYoutube動画は、マウナロアで活動中の亀裂の様子を24 時間無休配信するライブ ストリームだ。

 ここではいくつかのが溶岩の輝きと流れを捉えており、亀裂から二酸化硫黄を含んだ火山ガスが噴出する様子も観察できる。

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 そのほかUSGSでは凄まじい溶岩の噴水などをとらえた動画も公開中。

 久々に起きたマウナロアの活動が気になる人はYouTubeのUSGS公式チャンネル@usgsチェック

References:mashable / wikipediaなど /written by D/ edited by parumo

 
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