2022年、日刊SPA!で反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表。高額な商品を買うときの参考になった「家電・趣味」部門の第5位は、こちら!(集計期間は2022年1月~11月まで。初公開日2022年7月9日 価格等は取材時。それ以降に発売された機種など状況がかわっておりますが、年末セールの時期、来年の夏を考えての掘り出し物に出会えるチャンスかも!?)
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 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆「寝室用エアコン」の正しい選び方は?

 前回は「リビング用エアコン」を取り上げましたが、今回は6畳サイズのお部屋にピッタリな「寝室用エアコン」をテーマに「販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種」をそれぞれ紹介したいと思います。

 今年は短い梅雨と猛暑の影響で、エアコンの販売が前年比の約300%まで増えています。

◆すでに取り寄せになってしまう機種も

 比較的購入しやすい最新モデルの中から選んでいますが、それでもお取り寄せになる可能性があるので購入を検討している場合はお早めにご購入ください。

 電力消費を考えても新しい機種はオススメなので、気になる機種があるからは店頭でぜひ確認していただければ幸いです。

◆▼日立「RAS-D22M」

 1位は日立の白くまくんDシリーズから「RAS-D22M」を選びました。‘22年3月に登場したベーシックモデルで、実勢価格は8万1000円程度になります。

 通風路やフラップフィルターに汚れにくいステンレスを採用しているほか、熱交換器を凍らせ、たくわえた霜を一気に溶かして汚れを自動洗浄してくれる「凍結洗浄Light」や、一年中内部を見張ってエアコンをカビから守る「カビバスター」を搭載。クリーン機能が充実しており、お手入れがしやすいのはうれしいですね。

◆低価格ながら機能は満載

 低価格のわりに機能が充実しているのもセールスポイント

 寝苦しい夜に快適な睡眠を実現してくれる「みはっておやすみ」タイマーや、日差しの変化を見分けて快適&省エネ運転を行う「ecoこれっきり」自動運転の機能が搭載されているほか、扇風機のように「風だけ」を送る運転も可能です。

◆▼パナソニック「CS-222DJR」

 花粉やPM2.5などの空気の汚れが気になるという方は、2位に選んだパナソニックのエオリア「CS-222DJR 」がオススメです。’22年5月に発売されたナノイーXの搭載スタンダードモデルで、実勢価格は8万円程度になります。

 パナソニック独自の清潔イオン「ナノイーX」が有害物質を抑制してくれるので、室内の空気を清潔にしてくれます。

◆寝室の使用に最適の機能

 さらにナノイーXは内部クリーンにも使われていて、内部にナノイーXをすみずみまで充満させることでカビを抑制してくれます。

 大きなフラップが涼風を天井方向へと持ち上げて、シャワーのようにふりそそぐ「天井シャワー気流」を採用しているのもポイント。室内をすぐに冷やしてくれますし、冷たい風が直接体に当たらないので、寝室で使用するのにピッタリです。

◆▼東芝「RAS-J221M」

 より価格を抑えたい方は、東芝の「RAS-J221M」を検討してみてはいかがでしょうか。

 ‘22年4月に登場した大清快J-Mシリーズのベーシックモデルで、実勢価格は6万7000円程度と、ほかのオススメ商品と比べてお求めやすくなっています。

◆低価格ながら基本性能は充実

 RAS-D22MやCS-222DJRのような特徴はありませんが、RAS-J221Mも基本性能はしっかりしています。

 冷房・除湿運転をしながら熱交換器を清潔に保つ「マジック洗浄熱交換器」や、運転停止後に自動で乾燥する「自動クリーニング」機能があるのも頼もしいですね。

◆販売員がオススメしない寝室用エアコン

 一方で、あまりオススメできないのが、ダイキンの「AN22ZES」になります。‘22年3月に登場したベーシックモデルで、実勢価格は9万7000円程度です。

 冷房運転で発生させた結露水を利用して熱交換器の汚れを洗浄する「水内部クリーン」や、冷房・除湿運転の停止後、自動的にストリーマ照射と送風・暖房で乾燥を行う「ストリーマ内部クリーン」、浮遊ウイルスを抑制する「ストリーマ空気清浄」など、機能は充実していて決して悪い製品ではありませんが、価格の高さがネックに。

◆購入前に専門スタッフにしっかりと確認

 寝室用のエアコンは価格をできるだけ抑えたい方が多いので、高価なものはすすめにくいのが正直な感想です。AN22ZESを購入するなら、より安価なものを選ぶか、もう少し予算を増やして省エネ性能に優れたものを検討したほうがいいでしょう。

 これまで何度もお伝えしていますが、エアコンは搬入や設置のときにトラブルが発生しやすい家電です。家電量販店の専門スタッフにしっかりと確認した上で、購入するエアコンを選ぶようにすると安心ですよ。

◆〈寝室用エアコンBEST3〉

▼1位 日立 白くまくん「RAS-D22M」 実勢価格:約8万1000円
白くまくんDシリーズのベーシックモデル。内部に汚れにくいステンレスを採用し、「凍結洗浄Light」や「カビバスター」を搭載。クリーン機能が充実しているうえ、「みはっておやすみ」タイマー、「ecoこれっきり」自動運転など、便利な機能も満載です

▼2位 パナソニック エオリア「CS-222DJR」 実勢価格:約8万円
ナノイーX搭載のスタンダードモデルパナソニック独自の清潔イオン「ナノイーX」が有害物質を抑制。室内だけではなく、エアコン内部も清潔にしてくれます。室内をすぐに冷やしてくれる「天井シャワー気流」は、冷たい風が直接体に当たらないのも好印象

▼3位 東芝 大清快「RAS-J221M」 実勢価格:約6万7000円
大清快J-Mシリーズのベーシックモデル。RAS-D22MやCS-222DJRのような特徴はありませんが、RAS-J221Mも基本性能は十分。「マジック洗浄熱交換器」や「自動クリーニング」機能のおかげで、清潔に保ちやすいのも利点です

◆〈寝室用エアコンWORST〉

▼1位 ダイキン「AN22ZES」 実勢価格:約9万7000円
「水内部クリーン」や「ストリーマ内部クリーン」、「ストリーマ空気清浄」など、機能が充実していて決して悪い製品ではありませんが、価格の高さがネックに。より安価なものを選ぶか、もう少し予算を増やして省エネ性能に優れたものを検討したほうがいいと思います

家電量販店スズキ
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

―[2022年トップ10「家電・趣味」部門]―