イギリス、ケント州には19世紀後半に建てられたホーステッド要塞の跡地がある。ここは幽霊の目撃情報が多発しており、心霊スポットとして有名となった。
超常現象調査グループ「ハンターツアーズ」の一行は、噂の真相を探るため、ここで一夜を過ごすことに。
要塞の砦の真っ暗な地下トンネルをたいまつの明かりだけで探索していると、暗闇の中で何かが足を引きずっている音が聞こえてきた。
すぐさま数枚の写真を撮影し、その後霊との交信を試みようとウィジャボードを出したところ、不可解な出来事に遭遇する。
英ケント州チャタムの南にあるホルステッド渓谷に19世紀後半に建てられたホーステッド要塞は、近くにあるイギリス海軍の造船所を守るため築かれた、6つある砦のうちの1つだ。
1889年に完成し、第一次世界大戦時には城壁にレンガ造りの陣地や敵を見張るピルボックスが建設され、初期の固定式対空砲が設置された。
現在砦は比較的無傷で残っており、ビジネスパークとしても利用されているそうだが、ここで超常現象を体験したり、幽霊を見たという情報が多発しており、心霊スポットとしても有名になっている。
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Poltergeist type movement caught on camera at Fort Horsted ghost hunt
超常現象調査グループが内部を調査
そこで超常現象調査グループの「ハンター・ツアーズ」のコリン・ウォーターマンさん(41)と数人のメンバーは、幽霊の証拠を探るべく、ホーステッド要塞で一晩を明かすことにした。
たいまつの明かりだけで真っ暗な砦の地下トンネルを探検していると、暗闇の中で何か物音がした。
すぐさま音のする方角にカメラを向け数枚の写真を撮影し、すぐに確認してみたが、この時は何も怪しいものは写っていなかったという。
ウィジャボードに写り込んだ男の子
メンバーらは霊と交信するために持参した、「ウィジャボード」を使用しようとしたところ、文字盤の上に小さな男の子の顔が写り込んでいたという。
ウィジャボードは日本でいうところのこっくりさんのようなもので、アルファベッドが書かれた文字盤に、文字を指し示すプランシェットを用いて行う。
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ウォーターマンさんらが「あなたは小さな男の子ですか?」と尋ねたところ、プランシェットは「はい」を示した。彼はここで若くして亡くなったのだという。
一行はここで1晩を過ごした後、各自自宅へと戻っていった。
何も映っていなかったはずの写真に少年の顔が!
メイドストーンの自宅に戻ったウォーターマンさんだが、ウィジャボードの少年のことが気になって、もう一度撮影した写真をよく見てみることにした。
写真を拡大して明るくしたところ、そこには、通路の奥の方にこちら側を見つめている男の子の顔のようなものが映っているではないか!
現場では暗かったため見逃していたのかもしれない。
確かに人の顔に見えるし、小さな男の子のように見える。
もしこれが本当に男の子の幽霊だとしたら、彼らの行動をずっと見つめていたことになる。思わず背筋がぞっとしたというウォーターマンさん。
果たしてこの写真に写った男の子は、本当にその場にいた幽霊なのか?ウィジャボードの文字盤に写り込み、交信してきたあの子なのか?
人間は、壁のシミや岩の形などが、普段から見知ったものに見えてくる「パレイドリア現象」とよばれる脳の錯覚を起こすことがある。
果たしてこれはパレイドリアなのか、男の子の幽霊なのか?その判断は各々にゆだねたりなんかしてみたい。
References:Maidstone ghost hunters catch 'child's face' on camera during investigation in Rochester's haunted Fort Horsted - Kent Live / written by parumo
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